親を、どうする?
はじめに
自分が歳を重ねればもちろん親も歳を重ねるもので。
人生において切っても切り離せない「介護」について書かれたマンガを
今回は紹介します。
10組あれば10通りの介護があります。
色々な介護を知る事でこれからについて考えさせられるきっかけになればと思います。
親を、どうする?
あらすじ
とてもリアル。だけど、とてもあたたかい。親の老いに深くしずかに向きあう感動作。恩師の葬儀でひさしぶりに顔を合わせた40代の同級生3人は、親の老後と死を意識するようになる。誰もが経験するけれど、誰にもいえない家族の不安に、そっと寄りそう大人のためのコミック。
感想
介護は大変。
今までの私は、その言葉ばかりが先行し
内容まで目を向けていなかったなと反省しました。
大事な家族との残された時間を慈しむ時間であり、
大切でかけがえのない経験なんだとこの本を通じて思い知らされました。
特に印象に残った言葉があります。
認知症になった親を認めたくなくて、
「いつもまでも親子関係でいたい。
「守る」「守られる」の関係が変わるのが耐えられない。」
この言葉が全てを物語っているなと感じたものです。
今まで子供の時から守ってきてくれた親を
これからは見守っていく、
そこには責任と感謝があり
目に見えない絆がなければ成り立たないものです。
家族であれど人間関係。
一人の人と最後まで向き合う大切さを改めて思い知らされたそんな作品です。
おわりに
心労が重なり辛い思いをされる人もいますが
介護の経験はきっと大切なものです。
人の温もりや優しさを知り、家族や自分自身と向き合うことでしょう。
人は皆、必ず老いて死ぬものです。
そんな当たり前の中にある不安にこの本は寄り添ってくれることでしょう。
さぁ、次は何を読もうかなぁ。