本とわたしの時間

まとめ・考察ログ
MENU

鈍感な世界に生きる敏感な人たち part 2

 

part1より続き

前回HSPについて解説しました。

 

今回はそんな敏感すぎるHSPだと自分で気づいた上で、

上手く生きていくためにはどうしたらいいのかということを

模索していきたいと思います。 

 

 

今回も『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』という本を参考にしています。

 

HSPが抱えやすい心の問題

まず敏感な人が敏感すぎるがゆえに抱えてしまう心の問題について紹介します。

 

1、自分自身に高度な要求をしてしまう

HSPである人は他人に甘く自分に厳しい完璧主義者の人が多いと言えます。

 

そういった人は自分に課したルールに縛られ、 

凝り固まった古いルール通りに振舞おうとしてくたくたになってしまいがちです。

 

 

自尊心が低いからこそ優秀でいようとし、

がんばらないと好かれないと思い込んでいる人が多いものです。

 

 

基準を下げることは勇気がいることですが、時には断ることも大切です。

あなたは少し頑張りすぎです

努力の度合いをほんの少し抑えてみましょう。

 

 

 

2、罪悪感と羞恥心に苛まれてしまう

全く関係ないことにも

 

「ああ、きっと私のせいだ」とか

「自分のこういうところがこの結果を招いてしまった」だと

 

つい思ってしまいます。

 

 

自分の力が及ばないことにまで罪悪感を抱く必要はありません。

我関せずで流すことも時には大切です。

 

 

3、恐怖心を感じ、憂鬱になりやすい

想像力が豊かだからこそ物事が悪い方向へ行く可能性も見えてしまうのです。

疲れているとネガティブに考えがちな傾向もあります。

 

 

 

疲れを癒すには睡眠より成功体験がおすすめです。

目標を低く、朝郵便ポストに郵便物を取りに行くとかだけでもいいんです。

 

過度な刺激が生じないよう周りの環境を整えた上で、

沢山の成功体験がありのままの自分を好きになるきっかけになることでしょう。

 

 

 

4、怒りをうまく放出できない

共感力が高く繊細なため、怒りや諍いのダメージを受けすぎてしまいます。

ネガティブな感情は表に出さず何の問題もないふりをし、

自分自身にも大したことないと言い聞かせるのです。

 

果たしてそれでいいのでしょうか?

 

自分の腹のうちを見せればその分、相手との関係は深まるものです。

逆に不満を精算しなければ表面的な人間関係で終わる可能性がでてきます。

 

 

さぁ、どちらを選ぶべきでしょうか。

 

 

鈍感な人達と上手く付き合う10の方法

この世は結局鈍感な人達が大半で作られた鈍感な世界です。

どうすればHSPという特別な人間が生きやすくなるのでしょうか?

10の方法を紹介します。 

 
・周りに自分がHSPであることを伝える
・自分の限界点をはっきり伝える
・休憩や散会の時間を事前に約束しておく
・自分にできることは限られているという事実を受け入れる
・言葉の洪水に溺れないように会話中に休憩をとる
・片方が一方的に話さずに、対話となるよう心がける
・対話を成功させるには互いに反応し合うことを意識する
・時と場合に応じて深い会話と表面的な会話を使い分ける
HSP理解者をパートナーに選ぶ
・子育ては無理しない

 

これなら出来そうだと思うものでいいので試してみて下さい。

必ずしもこの世にいる他人は敵だらけではありません。

口に出すことで味方になってくれる人も現れることでしょう。

 

 

敏感な自分と上手く付き合う8つの方法

人との付き合い方は上記で説明しましたが、

実は一番厄介なのが自分自身です。

 

敏感すぎる自分自身との向き合い方についてもいくつか方法があります。

 

HSPの能力を楽しむ機会をつくる
・五感から過度に刺激を受けないための対策をとる
・過度な刺激を受けたらじっと自分の内側に集中する
・自分自身へ愛情を向けて、自分を守る
・自分自身に思いやりを持つ
・自分自身と和解する
・心理セラピーを受けてみる
・自分らしくいることの喜びを感じる

 

自分と対峙することです。

いま自分は何を感じどう考えているのか。

内面を観察してみることです。

 

大切なあなた自身をちゃんと知れていますか?

 

是非試してみて下さい。

 

 

おわりに 

何度も言いますがHSPは病気ではありません。

むしろ素晴らしい才能なのです。

 

鈍感な人が感じられないことを詳細に感じ取る事ができるのですから。

 

 

しかし、少数派で形見が狭いこともこれまた事実です。 

 

 

そんな過去の経験から敏感に空気を読み

他の人から距離を置かれないよう

自分のある面を隠そうとあれこれ努力してしまう人が多いと思います。

 

 

そうであったとしても、

自分が何者なのか提示することを忘れないで下さい。

 

 

自分ときちんと向き合い、受け入れ、愛して下さい。

そうすることがこれからの人生にさらなる喜びを与えてくれることでしょう。

 

 

全ては、大切なあなた自身のために。

 

 

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。