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天才を殺す凡人

はじめに

天才とはどういう人を思い浮かべますか?

 

モーツアルト、ベートーベン、ピカソにモネ…

沢山の天才として有名になった人が思い出されるかと思います。

 

 

では、天才だけがいい人なのでしょうか?

凡人は何の取り柄もない人?

 

そんなわけありません。

 

天才も秀才も凡人も社会においてそれぞれの役割を担っています。

 

それがどういったことかを今回は

『天才を殺す凡人』を参考に解説したいと思います。

 

 

天才を殺す凡人

あなたの才能は?

Q.あなたは次のうちどれに当てはまりますか?

 

1.独創的な考えや着眼点を持ち、人々が思いつかないプロセスで物事を進められる人

2.論理的に物事を考え、システムや数字、秩序を大事きし、堅実に物事を進められる人

3.感情やその場の空気を敏感に読み、相手の反応を予測しながら動ける人

 

 

A. 1=天才、2=秀才、3=凡人です。

 

 

天才とは

「創造性」で評価されるものです。

秀才とは

「再現性」で評価されるものです。

凡人とは

「共感性」で評価されるものです。

 

あなたはどれに当てはまったでしょう?

どれだからいい、どれだから悪いなんてことありません。

それがあなたの才能なのです。

 

 

自分の才能カードを大切に

結局、人生は配られた才能で戦うしかないものです。

ああだったらよかったのにとか思うだけ時間の無駄です。

自分のカードを出し続けることです。

才能をどんどん磨くことで

見たことの無い自分に出会えることでしょう。

 

天才は理解してほしいという感情をもつだけなのに対し、

凡人は天才に対し好きか嫌いかという感情を持つが

秀才は憧れと嫉妬の両方を持っているものです。

 

 

そのコンプレックスを乗り越えれるかどうかがキーポイントになります。

 

悔しさを感じる人

自分の足りないものに悔しさを覚える人は多くいます。

 

もっとカッコよく生まれたら

もっとお金持ちだったら

あと5センチ背が高ければ

てなもの。

 

 

憧れと異なった自分へ向けられた気持ちですね。

 

 

 

しかし、弱みがあるからこそ人は愛されるものです。

その足りない部分も含めて唯一無二のあなたなのです。

愛される余白』に自信を持ちましょう。

 

 

凡人が天才を殺すわけ

そもそも天才の母数は少ないものです。

彼らの世界観は描写できるけど実態を見せることは出来ないがゆえ、

多くの人から理解されなかった幼少期を送りがちです。

 

 

そして凡人は成果を出すまでの天才を排除しようとするものです。

コミュニケーションが一番大切な凡人にとって天才は和を乱す異物に見えるからです。

優劣はないにも関わらず母数の違いゆえに多数決という武器を使って

理解できない天才を殺してしまうのです。

 

 

 

また今度は成果を出した途端に掌を返す反応をする凡人も山程います。

彼らに天才は2度殺されてしまうのです。

時代やルールが変わるだけで意見が変わる人だらけのこの世の中で

天才はさらに孤独を深めてしまいます。

 

 

だから成功したのに若くして自殺する天才が多くいるのもこのせいなのです。

 

 

ここまで知ってもなお、天才が羨ましいと思うでしょうか?

 

 

 

そして凡人は共感性の危うさがあることを理解すべきです。

見える範囲で人を評価してしまうと

ストーリーのどこを切り取るかで全く違うものを見ている事にもなりえないのです。

 

 

共感性で自分を守り、他人を傷つけることのない

凡人が増えることを期待するばかりです。

 

 

 

死を選ぶ天才と、幸せに生き抜く天才

凡人の中でも共感を極めた「共感の神」と呼ばれる人種がいます。

 

共感性が高くて誰が天才かを見極められる人のこと。

人間関係の天才。

その人だけが天才を支えられるのです。

 

孤独を深める天才にそっと寄り添えるのです。

 

凡人だけがもつことのできる最強の武器が

心を動かす言葉を話すことです。

 

 

圧倒的に楽な他人の言葉を引用したり

意思のないつまらない言葉ではありません。

 

 

人の心を動かす自分の言葉を話せる共感の神は

天才、秀才、凡人が共存するこの世で

唯一潤滑油のような役割を果たすことが出来るのです。

 

 

おわりに

誰の心にも天才の要素は多かれ少なかれいます。

自分に合った武器をもち、ストッパーを外した人間こそが天才なのです。

 

なかなか出来ない新しいものを生み出す誰にも迷惑をかけていない天才を

殺す理由があるでしょうか?

 

それぞれが妬みや嫉妬の感情をもつのではなく

心地よく共存し、生きやすい社会を作ることが今後も求められると思います。

 

ぜひ、あなたの才能を武器に変えて

自分だけのためではなく、より良い世界を作るために活かしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。