本とわたしの時間

まとめ・考察ログ
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ブとタのあいだ 前編

はじめに

世の中には正反対のものが両立しています。

 

善と悪、

表と裏、

白と黒、

上と下、

右と左、

N極とS極 etc…。

 

片方がなければもう片方の存在もないものです。

片方しかないない世界も存在しません。

 

 

境目はどこにあるか分からなければ

どっちがどっちだと決めることも難しいものです。

 

心を安らかにするためにも

「間」に目を向けてみましょう。

 

 

ブとタのあいだ

分かるということ

分かった!ということは分からなくなる事です。

 

どういうことかというと、

 

先ほども言ったように物事には両面からの見方があります。

 

それなのに片方から見ただけで分かった気になると

もう片方を見ないようにしてしまうものです。

 

 

自分で決めた勝手なイメージや固定観念

自分の世界を狭めてしまうもの。

 

人間は、物事を決めつけて分かりやすく捉えようとしてしまうものなのです。

 

 

自分の思考の癖に気づき謙虚に生きていきたいものですね。

 

 

 

全体を見る、ということ

目の前のことしか見えていない人と

全体を見て動いている人では

 

レベルに差がついてくるものです。

 

人生における全ての出来事はたった一回の小さな経験でしかありません。

 

それなのに、

失恋したからもう異性は信じられない。

いじめられたから自分はダメな人間なんだ。

リストラされたから人生おわりだ。

 

と決めつけてしまうのはいいことでしょうか?

 

経験が人を弱くさせてしまうこともありますが、

人生はそんなに単純じゃありません。

 

 

人生を引きで見てみることが大切です。

評価したり、比較したりする必要はありません。

 

 

ありのまま起きたことを受け入れ、

自分に気づいて生きていくことが全体で人生を捉えた生き方になるのです。

 

 

 

他人をけなす、ということ

人は何かと比較して幸福か不幸を判断しています。

 

自分の過去との比較は成長のためにもいいのですが、

他人との比較は悪い結果しかもたらしません。

 

 

例えば、

あの人より仕事ができる、

あの人より美人だ、

あの人より幸せだ。

 

と言った自分を優位に立たせた物の見方は危険です。

 

 

実はこの見方をする人は

すでに自分自身に失望していて、

他人をけなすことで心のバランスを保っているからです。

 

 

他人をけなしている間は

自分を見なくていいので逃げてしまっているのです。

 

 

これでは永遠に自分を好きにはなれませんし、

いい人間関係も作れません。

 

 

人に好かれようと思う心や理想は

ありのままの自分の価値を踏みにじり、

安心して過ごすことを自ら妨げてしまっているのです。

 

 

後編へ

後編に続きます。

そちらもご覧ください。

 

an-books.hatenablog.com