ダルちゃん
はじめに
自分とは違う人間を演じて生きていませんか?
人間同じ人なんていないのに、
「普通」であることを望まれて生きなければならないこの社会。
ありのままで、そのままの自分でいいはずなのに
擬態して苦しみ、生きづらさを感じているすべての人に
読んでほしい一冊を今回は紹介します。
ダルちゃん
あらすじ
普通の人に「擬態」しても、生きづらい。ダルダル星人の姿を隠して、一生懸命に「働く24歳女性」に「擬態」するダルちゃん。ダルちゃんは「普通」じゃない。そのままの姿だと気持ち悪がられます。だから社会のルールを一生懸命覚えて、居場所を探します誰かに合わせて生きていると、自分が本当は何を考えているのかわからなくなるけれど、それで相手が喜んでくれているのなら、人に合わせることの、何がいけないのだろう――。孤独への強烈な自覚のある人物が創作に目覚める過程を通じて、自身の「ほんとうの言葉」を獲得していく姿は、圧巻です。くるおしいほどの切実さが胸に迫る傑作コミック。
感想
生きることはどうしてこんなにも寂しく切ないの?
生きづらさを感じたことがある人は必ず共感する作品です。
自分を確立せず、流されて生きてきた人は
今からすぐに自分を変えることは難しいでしょう。
しかし、あなたを必要としてくれる人や場所は必ずあります。
少しでも違和感を感じるならその場を離れることも一つの手です。
それこそがこの漫画から一番伝わってきたことです。
女子は大変だと昔から言われますが、
作中では恋愛にも仕事にも人間関係にも
女子が苦しむポイントを嫌味なくらい押さえています。
自分に自信がないと流され、
必ず後々後悔する結果になってしまいます。
自分を受け入れることから、
まずはそこから始めなくてはダメだなと
ダルダル星人を見ていて改めて思わされることでしょう。
おわりに
自分にとっての幸せとは?
生きづらくもしんどくてもなお
私たちは生きていかなければなりません。
リアルな女性の人生を前向きに歩む姿勢を描く作品だと思うので
男性でもぜひ読んでほしい作品です。
あなた自信、頑張って自分を偽ることをやめ、
自分らしさを出せる時間が日常で増えることを祈っています。
さぁ、次は何を読もうかなぁ。