本とわたしの時間

まとめ・考察ログ
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D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」

はじめに

今までの人生で出会った人の中で、

人として素晴らしい

と好印象を覚えた人がいるでしょうか?

 

人間誰しもいい面があれば悪い面もあります。

 

それでも自制が出来たり心持ちがしっかりしていたり

尊敬できる部分を持った人の輝きは衰えないものです。

 

今回はそんな人間の秘密を探ろうと思います。

 

 

デール・カーネギー

自己啓発界で知らない人はいないと言われるカーネギー

一体どういう人なのでしょうか?

 

人間関係の問題を解決したり、自己実現に成功する生き方を説いたアメリカ人で

一言で言うと、話し方講座の先生なのです。

 

彼の本は全世界で共感を呼びベストセラーを叩き出しています。

 

 

人が惹きつけられる彼の理論とは何か、

少しみていきたいと思います。

 

 

D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」

人を動かす』にしても『道は開ける』にしても

ハードカバーでしっかりした本が出版されていますが、

どーも読む気が起こらないという人には最適なのがこちらの漫画です。

(それぞれ下にリンクを貼っています)

芸妓の世界に入った主人公になぞらえ、

カーネギーの言葉を当てはめたものです。

ストーリーとしても面白くとてもわかりやすい漫画になっていました。

日頃使える考え方、ビジネスで使える知識を参考にいくつか紹介したいと思います。

 

 

相手を理解する

自分を抑えてでも相手の意見を聞くことが大切です。

 

相手が間違ってると思い正論だとしても責めれば

かえって反発心が生まれるだけです。

 

正論で丸め込むことなんて出来ないんです。

 

誰だって皆自分が正しいものです。

考えの背景にはちゃんと理由があります。

勝手に決めつけて評価したり非難するのはやめましょう。

 

理由を聞き、相手を理解しようとすることで

相手が自ら気づくことだってあるんです。

 

自分が一歩大人になることが大切です。

 

 

名前を覚える

人は他人の名前などいっこうに気にとめないが、

自分の名前になると大いに関心を持つものです。

 

新しく出会った人に相当な興味を持たない限り、

名前なんてすぐ忘れるものです。

 

だけどそれが一般論。

そこで名前をすぐ覚えすぐ呼び始める人には好感が湧きます。

その他大勢の人に差をつけられるのです。

 

名前を呼ぶことはつまらぬお世辞よりも効果を発揮します。

下手にトーク力を磨く前に相手の名前を覚えましょう。

 

 

人に好かれる6原則
 一、心からの関心を寄せる
 一、常に笑顔を忘れない
 一、名前をきちんと覚える
 一、話をよく聞く
 一、相手の関心事を話す
 一、重要人物として接する

 

先ほど取り上げた名前を覚えるも含まれていますが、

総じて自分が重要な存在として扱ってもらえたと感じたら人は満足します。

 

セールスをする時、

うわーっと自分のこと、商品のことをまくし立てる人もよくいますが

その他大勢相手が誰であっても通用するように話すのと

一重要人物として接せられるのと

どちらが気分よく感じますか?

 

自分がされて嬉しいかった事を記憶して実践し、

好かれる人を目指しましょう。

 

 

 

議論を避ける

議論はなるべく避けましょう。

自分に相当な説得技術があって相手の為を思い伝えられる人は別として。

 

国会を見ていても思いますが、議論は美しくありません。

議論に勝った人の意見に負けた人が染まる事もありません。

負の感情が渦巻くだけです。

 

さらに、相手の間違いや無知は得意げに指摘する事も醜く、

相手を嫌な気分にさせるだけです。

ましてアイツは嫌な奴だとレッテルを貼られ自分の評価が下がっていきます。

 

人に意見を伝える時は自尊心を傷つけず、重要感を与えることが大切です。

そうする事でたとえ意見が違ったとしても協力の気持ちが起きるものです。

 

結果的にプラスの価値を生む事に繋がります。

 

 

 

感謝を忘れず

人は何かあればネガティブな感情に支配されがちです。

 

「なんでこんな病気になったんだろう」

「あんな事故さえなければ…」

「辛い」

 

そう言う時こそ感謝を思い出してください。

 

慣れてしまって目に見えていない感謝があなたの周りには沢山溢れています。

 

・ご飯が食べられる

・暖かい布団で寝られる

・雨風しのげる場所がある

 

今ある幸せを数えてみると案外沢山あるものです。

 

一つの不幸な事に意識を注ぎこみ過ぎないで

恵まれてる、感謝を思い出しましょう。

 

感謝を思う心の余裕に幸せが流れ込みます。

 

 

おわりに

ざっと紹介しただけでも

美しい人間になる要素が多分に含まれていると分かったかと思います。

 

相手の事を考えるという事は

自分だけが我慢したり、損をするようにも捉えてしまいがちですが

巡り巡ってプラスの流れを作るということです。

 

結局は、自分の為になるのです。

 

親が子供を包み込むように

他人を大きな愛で包む

 

そんな大きな人間になりたいものですね。

 

 

 

 

 

 さぁ、次は何を読もうかなぁ。