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D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」2.3

はじめに

 

あなたには理想として慕ってる人はいますか?

 

 

一挙一動を真似てみたり、

アドバイスを鵜呑みにしてみたり、

あの人だったらこんな時どう言うだろう?と考えてみたり。

 

 

尊敬は美しいものです。

が、

あなたはあなたでしかない。

その人にはなれない。 

 

 

という厳しい事実を今回は取り上げようと思います。

 

 

前回の続編『 D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」2.3』

を参考にしています。

 

 

D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」2. 3

感想

2回に分けて紹介した理由、それは単にこの漫画がめちゃくちゃ面白かったからです。

学べることもたくさんあり、内容も気になる。

正直読む手が止まりませんでした。

他のビジネス本漫画シリーズによくある漫画間の解説なども邪魔にならない程度で

集中が途切れることなく読みやすかったです。

 

ビジネス本はハードルが高いと思う人にこそ手に取っていただきたい!

 

 

今回はその中で特に個人的に衝撃を受けた部分を切り取って解説します。

 

内容
 [プチあらすじ]
主人公には芸妓として憧れの姐さんがいます。何をとっても完璧な人。
その人に追いつこうとアドバイスを求めたり、
迷った時には姐さんならどうするかを常に考えていました。
そんな時いつも優しい姐さんに「あなたは私の二流品にしかなれない」と言われます。

 

漫画を読んで主人公に感情移入していた分、私自身衝撃を受けました。

憧れの人の真似をすることが上達の最善策だと思っていました。

 

真似をしてそれを自己流に崩すというのが学生の頃教わった生き方でしたから。

 

 

でもそれにもちゃんとした理由がありました。

 

 

 

私は私でしかない。」ということです。

 

 

 

言い換えれば他人の人生を生きてどうするの?

 

ということです。 

 

解説

人は皆、成功を追い求めています。

シンプルに成功した人を真似れば成功に近づくのは当たり前ですよね。

だから一番簡単そうに見える道を選びます。

 

でも結局それはその成功者の人生でしかない。

性格も生育歴も全て違う他人の人生です。

 

誰かを目指す人生は悩みが尽きなくなります。

だって自分の人生じゃないから。

 

到達したとしてもその人にはなれないから二流のまま。

あなたの人生が模倣品、オリジナルじゃないものになるんです。

 

 

 

また人によってできることできないことも違ってきます。

できないこと、足りないことが目立って

永遠に気持ちが晴れない日々が続きます

 

結構辛いものですよね。

普通の人はそれでも何で自分が苦しんでるのか

分からないまま生涯を終えてしまいます。

 

自分の人生を生きましょう。

 

 

自分は感じていなくても憧れの人の負んぶに抱っこ状態なのです。

アドバイスを受けて自分は実行するだけ。

頭を使いませんから楽ですよね。

でももしその人がいなくなったら…?

 

あなたは何も出来なくなりますよ。 

 

 

 

解決策

でも、安心してください。

解決策もちゃんとあります。

 

自分自身を高めようと努力する。

あなたの個性を見つけだす。

 

究極の自分らしさが全くの新しい存在になります。

できることと強みを生かすことで喜びが増え豊かな人生を作ります。

 

 

分かってます、言うは簡単行うは難しですよね。

 

それが出来ていれば憧れの存在なんて必要ないし

アドバイスを求めることなんてないでしょうからね。

 

 

そこは少し考え方を変えてみましょう。

「昔からここが褒められてたな」

「この欠点をどうにかしたい」

「小さい頃、夢中になってよく時間を忘れてたなぁ」

 

 

何でもいいのでそういったヒントから自分の強みや個性を

見つけ出し、 それに磨きをかけてみてください。

 

 

きっと他人の人生を後追いするより、

自分にあった自分だけの人生が切り開かれるでしょう。 

 

 

おわりに

芸術を生業にしている人をみていると個性が爆発していますよね。

好きなように自分を表現している。

 

ピカソも今では世界的に有名ですが、

最初は奇妙で醜い絵だと揶揄されていたそうです。

そんな周りの批評より、自分の思い描く絵が描けることが幸せで仕方なかった彼が

人類史上最も成功した画家と言われています。

 

人が何を言ったっていいんです。

言わせておきましょう。

その人達は自分の人生の責任を取ってくれませんから。

 

 

自分のよさに気づき、自分自身を高め続けられる人生を送りましょう。

尊敬できる人がいるなら参考程度に。

 

生きづらさを感じたら少し立ち止まってみるのもいいかもしれません。

 

 

 

間違っても人の人生を歩みませんように。

 

 

 

 

 

 

 

 さぁ、次は何を読もうかなぁ。