必ず誰かに話したくなる経済学
はじめに
遊園地が嫌いな人は少ないんじゃないでしょうか？
私自身小さい頃、初めて連れて行ってもらった時
「なんだこの世界は！！」と
衝撃を受けてことを今でも覚えています。
最近では遊園地と呼ばれるよりか、
テーマパークと言われる場所が増え、
昔より大人も楽しめる場所として位置付けされているように思います。
特に某夢の国やU◯Jは人気で
アトラクションの待ち時間、列の長さが尋常じゃありません。
最長６時間並んだ経験もあります。
我慢大会に来たのか疑ったほどです。
それでも、そうでもしてでも
何度も足を運びたいと思わせてくれる場所。
何とそこにも経済学が隠れていました。
待ち時間の心理
混んでいる日に人気の場所に行ったものなら
待ち時間は覚悟するしかないもの。
普通、心理的な待ち時間は実際の時間の二乗に比例するといわれます。
実際そんなに時間が経っていなくても
「どんだけ待たせんのよー！！」
と怒鳴るおばちゃんみたことありますよね？
銀行窓口とかで。
そのおばちゃんは更年期なのかもしれませんが、
一般的に待たされると長く感じるものなのです。
それをテーマパーク側は考えてくれてます。
だからアトラクション列はジグザグです。
常に目的地を見させて安心させるために。
景色が変わったり、どんどん近づいてることが分かれば
「あともうちょっとだ」と思えますよね。
ただの一本列だったらと考えると恐ろしいですよね。
そうなったら来客が減るのは時間の問題です。
今回は『必ず誰かに話したくなる経済学』という本を参考に
面白い経済学を見ていきたいと思います。
必ず誰かに話したくなる経済学
この本の作者は門倉貴史さんです。
テレビで見たことある人もいるんじゃないでしょうか？
エコノミストであり経済評論家として活躍されています。
テレビでのキャラクターもとても印象的です。
そんな今回の本は経済学の中でも
面白く分かりやすく紹介してくださってます。
では少し、見ていきましょう。
時間の流れ
年齢を重ねると一年は早くなるものです。
それは誰しもが経験したことあるのではないでしょうか？
決して気のせいではないのです。
ジャネの法則といいます。
人間が人生のある時期に感じる主観的な長さは実年齢に反比例します。
若い頃は知識や経験が少ない分刺激や驚きがあり記憶に残りやすくなるが、
年齢を重ねると刺激が薄れ単調な生活になり時間の流れが早く感じられるというもの。
今もうすでにもう一年が終わった、あっという間だったと思っているなら
気をつけないと10年後20年後、倍速になっていますよ。
それが嫌なら知識を深めたり人生に刺激を入れたりするしかないですね。
浪費家と節約家
あなたはどちらでしょうか？
もし気づいていない人がいれば、
子供の頃の夏休みの宿題どうしてたかを思い出してください。
1. 早めに終わらせ後々ゆっくり遊ぶ
2. 沢山遊んで夏休みの終わりにうわーっと片付ける
or間に合わない
2. 沢山遊んで夏休みの終わりにうわーっと片付ける
or間に合わない
どちらかに分けられると思います。
見て分かるように1は節約家、2は浪費家になります。
後回しにする人＝嫌な事を後回しに＝目先の誘惑に勝てない
＝浪費家＝借金を抱えがち、禁煙できない、ダイエットに成功しない
となるのです。
小学生の段階ですでに将来が見えてしまうなんて辛いですね。
意識して自制心を鍛え、いい大人になって欲しいものです。
身近なものから景気を読む
・タクシー待ちの列が少ないと景気が悪い
・新聞の折り込み広告が減ると景気が悪い
・巨乳がもてはやされると景気がいい
・ゴミが多いと景気がいい
実は何気ない身の回りの事柄は景気を表していました。
普段の生活の見方が変わりますね。
ちなみにミニスカートが流行りだすと不景気だそうで。
布や生地の節約になるからとか。
どこで帳尻を合わせてるんだ！と思いますが、
若い娘たちが生足出してミニスカ履いている姿は、
なんだか日本の景気をよくする力がありそうな気がしてしまいます。
おわりに
「経済はつまんない。」
とどこか頭で思ってしまいがちです。
それは難しい言葉を並べて数字を並べて
イカツイおじさん達が
学問的にしているからであって。
人の日常や生活にこんなにも寄り添っているものだと気づくと
親近感がわきますよね。
人間の心理にも近い人間味のある経済学。
他にも当書ではAKB48の人気の秘密だったり、合コンでの必勝テクニックだったり
実生活に役立つお題が沢山取り上げられています。
興味をもたれた方はぜひ手に取ってみて欲しいものです。
日常の見方を少し変え、
上手く生きる知恵として人生を豊かにさせましょう。
さぁ、次は何を読もうかなぁ。
