反応しない練習
はじめに
誰かの言葉に敏感になったり、
最近ではSNSに惑わされたり、
自分の気持ちがあっち行ったりこっち行ったりで
疲れちゃうことってありますよね。
多分そうなって苦しむあなたは、優しい人。
全部受け止めなきゃと思ってしまうんでしょう。
人の言葉を無下に出来ないんですよね。
そんなあなたに無駄な反応から心を守るため、
『反応しない練習』という本を参考に対策を講じていきたいと思います。
反応しない練習 ー あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
今、悩みはありますか？
悩みのない人間なんていません。
生きるということは苦しみが伴うものですから。
まずは悩みを理解しましょう。
何事にも原因があります。
あなたの苦しみにだって原因があるはずです。
そしてそんな悩ましい現実を作り出しているのは心の反応です。
日々「ムダな反応をしない」よう心がけましょう。
悩みの理由に着目する
人には7つの欲求があります。
生きたい、
眠りたい、
食べたい、
交わりたい、
楽したい、
快楽を味わいたい、
認められたい。
これらの欲求に満たされない時、不満が発生するものです。
心は永遠に求め続けるものです。
それを理解しましょう。
どの欲求をあなた自身が今、求めているのか。
どこから不満が発生しているのか突き止め
ちゃんと理解することが、悩みからの解決に繋がります。
心の状態をきちんと見る
感じるだけでなく、心の状態を言葉に表してみましょう。
今私は緊張している。とか
この現状を悲しく思っている。とか
漠然と感じるだけでなく、
第三者から自分を見ているように
今私はこう感じているんだ！
こんな状態でこう思っているんだ！
という事をはっきり認識すべきなのです。
そうすることで無駄な反応から抜け出しやすくなります。
体の感覚を意識する
目閉じ体をスキャンするような感覚で
細部まで体の感覚を意識してみましょう。
たまにヨガでも同じことをしている事があります。
瞑想の一つですね。
つい後回しにしがちな
自分自身と向きあう、大切な時間です。
こうすることで無駄な反応は止まり、
心はしずまり、深い落ち着きと集中が可能になります。
感情を感覚へもっていきましょう。
判断しすぎない
頭を少し分類分けしてみましょう。
求めすぎていませんか？
考えすぎていませんか？
それでは永遠に不満や苦しみから脱することは出来ません。
また、決めつけや思い込みは
不満、憂鬱、心配事など沢山の悩みを作り出してしまいます。
潔癖、完璧主義も判断でしかありません。
判断に自らの人生を支配されてるのです！
承認欲求を満たすためだけの判断ははたして必要でしょうか。
感情を上げも下げもしない
相手に合わせて感情を掻き回さなくて大丈夫です。
自分の心を失わない事が一番大切です。
反応しないことが最高の勝利になり得るのです。
相手だって常に自分の事しか考えていないものです。
こちらの責任までとってくれませんよ。
また過去はどんどん忘れるようにします。
思い出して記憶に反応し、新しい怒りを生む原因となります。
過去を引きずるメリットは一つもありません。
今を大切に生きるためにも
いらない重りは捨てていきましょう。
他人の目から自由になる
日本人に多いことかもしれませんが、
良かれ悪かれ我々は人の目を気にしてしまいがちです。
私自身、他人の目を気にする事がなくなれば
どれほど生きやすくなるかと思うことが多々あります。
でも、先ほども述べましたが
結局他人は他人なのです。
自分の人生の責任はとってくれません。
あーだこーだ好き放題言わせといていいんです。
心に留めず、軽く聞き流すくらいがちょうどいいんです。
他にもトラウマや過去の経験に繋がる反応を抱える人もいるかと思います。
忘れたくてもフラッシュバックしてしまうことだってあるでしょう。
辛かったですね。
そんな時も過去の自分を理解することです。
無理に目を逸らそうとせず、
過去の反応を受け止め自覚することが大切です。
自由になりましょう。
まとめ
あなたはあなたでしかありません。
人と比べても不満しか出てきません。
不平不満はただの暇つぶしでしかありません。
そんな事で人生の無駄遣いをするくらいなら
自分自身と向き合い、
無駄な反応をしないよう気をつけながら生きた方が有意義だと思いませんか？
唯一無二の特別な自分を大切に。
あなたを守れるのはあなただけです。
おわりに
芯を持った人は強いです。
自分なりの道を確立することで心に拠り所をもつと
人生に迷いはなくなるものです。
自分を信頼しましょう。
心としっかり向き合う事で、
思っている以上にあなたは強くなれます。
いい意味でわがままに、自由に
自分を生きていきましょう。
さぁ、次は何を読もうかなぁ。
