本とわたしの時間

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生き方

はじめに

テレビを付けると悲しいニュースが溢れています。

 

世界の中でも先進国として

私たちの周りには物が溢れているにも関わらず、

犯罪や不祥事、自殺などが後を断ちません。

 

多くの人が生きる意味や価値を見いだせていないのです。

無気力で悲観的になり人生の指針を見失ってしまっています。

 

 

何が原因でその負のスパイラルはどうしたら止められるのか

『生き方』という本を参考に解説したいと思います。

 

 

 

生き方 ー人間として一番大切なこと

作者:稲盛和夫

誰もが知る京セラやKDDIの設立者である作者。

JALを再建したりとすごい人だと言うのが経歴で分かります。

 

しかしそんな彼にも落ちこぼれだった幼少期がありました。

人間としての正しい考え方と良い人との出会いが成功まで導いてくれたと言います。

 

 

彼のホームページもあるのでぜひ参考にしてみてください。

 

そんな彼が唱える『生き方』とはどういうものか解説していきましょう。

 

 

哲学を確立させる

現代は豊かなはずなのに心は満たされず、衣食住は足りているのに礼節に乏しく、

自由なはずなのに閉塞感があるという「不安の時代」です。

 

 

そんな時代の中で私達はどうやって生きて行けばいいのでしょう?

 

 

まずは「哲学」を確立しましょう。

 

幸運は感謝の気持ちで受け止め慢心せずさらに努力を続けること

災難は嘆かず、妬まず、恨まず、腐らず明るく前向きに努力を続けること

 

 

心の中でいいイメージを絶えず思い描き続ける事が大切です。

 

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力』なのです。

能力や熱意があっても考え方一つがマイナスだったら

結果も自ずとマイナスになってしまいます。 

全てが掛け算になっているということを頭の片隅に置いておきましょう。

 

そもそも人が生きる意味や目的は

心を高め、魂を磨くことにあります。

生まれた時より少しでもましな人間になれていますか?

 

その事を常に忘れないようにしましょう。

 

 

 

願望を成就させる

自分に譲れない願望があるなら叶える努力をしましょう。

 

すさまじく思う」ということが大切です。

 

「できればいいなー」じゃなく、

寝ても醒めても四六時中そのことを思い続け、考え抜くこと。

頭のてっぺんからつま先まで全身をその思いでいっぱいにするくらい強く一筋に思う。

 

願望の大きさ、高さ、深さ、熱さの差が叶うか叶わないかの差になります。

そこまでしてもないのに夢なんて叶わないなんて諦めないで下さい。

あなたの願望はそんな簡単に諦められる程度のモノですか?

 

 

 

好きであれば燃える人間になる

モノは3タイプで分類されます。

 

1.火を近づけると燃え上がるもの

2.火を近づけても燃えない不燃性のもの

3.自分で勝手に燃え上がる自燃性のもの

 

人間も一緒です。

自分から燃える自燃性の人間になリましょう。

 

好きな事であればそう難しくはないはずです。

「好き」の熱意はその人の器量を超えるモノです。

 

 

 

才より徳をつむ

生きる姿勢、哲学思想、論理観を大切にしましょう。

謙虚という徳もその1つです。

 

それらを含む人格、勇気、能力を兼ね備えた人が人の上にたつ資格があるといえます。

 

 

昔小学校で習った道徳のようだと思うかもしれませんが、

それが出来ていない大人が多いからこそ今社会が揺らいでいるんです。

 

あなたが率先し出来る大人になって周りに好影響を与えましょう。

 

 

6つの精進
 1.  誰にも負けない努力をする
 2.  謙虚にして驕らず
 3.  反省ある日々を送る
 4.  生きていることに感謝する
 5.  善行、利他行を積む
 6.  感性的な悩みをしない

 

平凡で当たり前な心がけですが、

少しづつでも日々の生活に実践させていきましょう。

 

また、

どんな時でもありがとうを言う準備をしておきましょう。

どんな時でも素直に喜べる人には好感がもてるものです。

 

 

おわりに

作者である稲盛さんは65歳で仏門に入られています。

この一冊を通してみても仏教的すぎる考え方が多数あることが気になりました。

 

個人的には慣れ親しんだものでスッと心に落ちるものでしたが、

ここに好き嫌いが分かれてしまうかもしれません。

 

ただ宗教本ではありません。

人生哲学本です。

 

 

様々な苦を味わい、悲しみ、悩み、もがきながら生きる喜びを知り

幸福を手に入れるヒントがまだまだ沢山紹介されています。

 

 

少しでもこれからの生き方を見つめ直す機会になれば嬉しいです。

 

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。