寿限無
はじめに
子どもというものは耳がとてもいいですよね。
親の口癖なんかすぐうつっちゃったり、
意味の分からない長い文章だって音ですぐに覚えちゃう。
そんな理由もあり古典落語の一つである、
『寿限無』は多くの子ども向け絵本で出版されています。
リズムも話していて心地いいからか
老若男女世代を問わず大人気です。
寿限無
あらすじ
大人気の寿限無ですが、改めてあらすじを紹介したいと思います。
「寿限無寿限無 五劫のすりきれ 海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末 食う寝るところに住むところ やぶらこうじのぶらこうじ パイポパイポ、パイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助」という名前にしてしまう。さあ、それからが大変。どんな時でもその長ったらしい名前を繰り返す馬鹿馬鹿しさがおかしいもの。
解説
さて、今回もしなくていい解説をしましょう。←
親が子のためを思って沢山のめでたい言葉を名前にしてしまうお話である寿限無。
どの時代も親は子の幸せを願うものです。
しかし、名前というのは親からのプレゼントとして一生背負っていかねばなりません。
今の時代、キラキラネームというのが流行っていますが
その先駆けなのではないでしょうか?
つい先日も大人になった子どもが
自分の名前を変更する裁判を起こしている人いましたよね。
親は全力で子どもの為を思っていることも
子どもにとっちゃ、ありがた迷惑な話でしかない場合が多いものです。
とりあえず名付けの際は、
その先のことまで考えてからつけるようにすべきですね。
感想
私自身じゅげむじゅげむ…と幼い頃から口にしていた一人です。
何かの呪文だと思っていました。
まさか名前だったとは。
落語で有名な話なので年配の方々にはもちろん知られています。
最近では絵本や子ども向け番組でも取り上げられており、
子どもにもかなり浸透してきています。
世代を超えて盛り上がれる話題の一つとして一役を買う、
そんなお話でしょう。
バカバカしさが癖になるもんです。
おわりに
耳からでも目からでも楽しめる寿限無。
お母さんがた、読み聞かせには少し大変かもしれませんが
かなりおすすめです。
めでたい言葉で綴られた名前はなんども読むことで
言霊として帰ってき、自然と笑顔が生まれるでしょう。
さぁ、次は何を読もうかなぁ。