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マンガで優しくわかる傾聴

はじめに

 

あなたは他人の話をちゃんと聞くことができますか?

 

 

当たり前でしょと思った人は要注意です。

 

 

意識出来ていない人程

相手の話は聞き流し、自分の意見を押し付けてしまってることがあります。

 

 

 

相手が何を言おうとしているか口出しせずじっくり耳を傾け理解しようとする行為は

中々難しいものなのです。

 

 

今回はそんなコミュニケーション技法の一つ、

『傾聴』について解説したいと思います。

 

 

 

マンガで優しくわかる傾聴

傾聴とは?

そもそも傾聴とはなんでしょう?

自分からは話さず受け身でいるだけのことでしょうか?

 

 

あまり耳にしない言葉なので知らない人が多いかもしれません。

 

 

相手の言葉に耳を傾け、相手が分かって欲しいことを

相手の身になって理解する営みのこと傾聴といいます。

 

 

相手に自分の価値観を押し付けていませんか?

「いや、でも」と遮ったり

「それはおかしい」と否定することで

自分の価値観を無意識に押し付けていることがあります。

 

人間には誰しも承認欲求があるものです。

相手の世界観を受け入れる為に話を聞き、

あるがままを受け入れる必要があります。

 

 

相手が興味を持って聞いてくれて、

本音を言っても否定せず受け入れてくれたと思った時に人は快感を覚えるものです。

 

話し上手な人よりも聴き上手な人の方が相手に大きなインパクトを与え

好感を得るのもその為です。

 

 

感情を読む 

傾聴をする際、感情も必須要項になります。

 

言葉によって表現されている話し手の思いを

なるべく自分のことのように共感的に理解し言葉で返すことが必要だからです。

 

 

自分が悩んでいる時に正論をぶつけられたらムカつく事ありますよね。

アドバイスよりもただ寄り添うことが必要な時もあるんです。

 

 

傾聴は言わば心のやりとりなのです。

 

言葉からだけでなく、雰囲気、表情、仕草など読み取れる全てのものから情報を得て

共感することがただ聞くこととの大きな違いです。

 

 

 

ちなみに共感同感は違うので注意が必要です。

相手の感情に飲み込まれることが同感

自分の感情や意見は横に置いておくことが共感です。

 

話を聞くうちに感情に飲み込まれ同感してしまうと

本末転倒です。

 

共感することを意識しましょう。

 

 

生まれるメリット 

ところで傾聴をするメリットはあるんでしょうか?

 

相手に尽くすというイメージを持たれた人もいるかもしれません。

聞く側にもちゃんとメリットがあります。

 

心が柔軟になる

今まで気づかなかった気持ちに気づくことが出来ます。

相手の気持ちを受け入れるわけですから自然と寛大になります。

 

いちいち自分のものさしで判断したり批判したりせず

聞けることで話し手から本音を自然と引き出すことも出来ます。

その経験の積み重ねが自分の価値観をも広げてくれるのです。

 

 

人間関係がよくなる

友人、家族、恋人、ビジネス、職場、顧客etc.

人生の中で出会う沢山の人達と良好な関係を築くことが出来ます。

 

深く心を開き自分の話を聞いてくれた人に人は心を寄せるものです。

こじれたりすれ違ったりしてしまった人間関係さえ修復する効果を持ちます。

 

 

自分の事を多く語るより

相手の事を深く聞ける人は

人間関係で得するのです。 

 

 

傾聴の姿勢

話を聞く際、聞く側にも姿勢というのがあります。

自分の中に起きてくる感情や感覚を感じる事です。

 

体を緩め、気持ちをゆったり持ちましょう。

軽い話なら質問は多く、

深刻な悩み相談なら慎重に返答をします。

 

 

時には相手が話しづらい事もあるでしょう。

そういう時はその気持ちを受け取り、

相手のペースを尊重するべきです。

 

「何でも話して」はプレッシャーになるから言わない方が賢明です。

相手の気持ちを感じながら黙って一緒に過ごすことで支えになる事もあります。

 

 

おわりに

傾聴は意識して話を心で聞くものです。

 

相手が急に怒ったり

助言したのに不服そうな表情を浮かべている場合、

こちらの聞き方に問題がある事がほとんどです。

 

 

簡単にはできないけれど一生懸命相手を受け入れようとするその気持ちが大切です。

双方にメリットが生まれる傾聴を身につけ、心に寛大な余裕をもち、

最高の人間関係を沢山作っていきたいものですね!

 

 

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。