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賢者はかく語りき 前編

はじめに

言葉は時々、心に染み込むものです。

 

一つの言葉が日常を変え、人生を変えることだってあります。

 

時代を超えて受け継がれてきた言葉たち。

 

 

一文でも一言でも

あなたの人生が豊かになるかもしれない賢者の言葉を紹介します。

 

 

 

賢者はかく語りき

周りの小さい人間にイライラして自分を見失っていないか?

 

『君の隣人たちは、常に毒ある蝿であるだろう。のがれよ、私の友よ、君の孤独のなかへ。強壮な風の吹くところへ。蠅たたきになることは君の運命ではない。』ニーチェ

 

 

人の成功を喜べず、嫉妬心にかられ人を引き摺り下ろそうとしている人。

器の小さい人間はいつもあなたの近くにいます。

 

 

それらを毒ある蝿と見立て、蝿たたきに徹する生き方では

自分の成長自体を止めてしまっているようなものです。

 

 

他人を批判したり、自分を誇大評価したり、自惚れることなく、

自分自身と真に向き合うことが大切です。

 

 

 

自分の生き方に一貫した筋を感じているか?

『自分の性格に「様式を与える」ということ、これこそ偉大で稀有な芸術だ』ニーチェ

 

あなたには一貫した自分らしさがあるだろうか?

よりどころがなければ存在感は薄く、自分自身も揺らぎやすくなります。

 

 

短い習慣を愛し、

多くの事物や状態を深く知ることがスタイル確立には必要不可欠です。

 

そして自分をコントロールできない弱い人間は

型人間に陥ってしまいます。

 

 

長所も短所も認めた自分自身を認めることで、

人生を通して自分なりのスタイルを築き上げていきましょう。

 

 

気づかないうちに、エネルギーの漏電を起こしていないか?

『私は自分を浪費しないのだ。』ニーチェ

ここぞというときに力が出なかったりするのは

精神が漏電しているから。

 

 

「勝ち組か負け組か」「幸せか不幸せか」などと

世間が用意した問いに振り回されている人があまりに多いものです。

 

 

自分が今考えている問題は考える価値があるかどうか

いつも吟味する必要があります。

 

 

風向きの悪い時に無理をすればエネルギーを浪費するだけなので、

船のように帆をたたむ時を設けなければいざという時、前進はできないものです。

 

 

 

自意識が肥大しすぎて、自分を疲れされていないか?

『目を前に見て、心を後に置け。』世阿弥

他人は自分の目を離れた客観的な見方をし、

自分自身は主観的な見方をしているものです。

 

録音した自分の声に違和感を覚えることがいい例です。

 

 

自分のことで頭がいっぱいになってしまうそんな人に

目を前に置きながら心を後ろに置く「離見の見」を磨くことをオススメします。

 

 

自分を客観視できるようになれば相手の立場に立てるので緊張しなくなります。

 

相手と自分をバランスよく意識し、常に全体を見ることが極意になるのです。

 

 

 

 後編へ

後編に続きます。そちらもご覧ください。

 

 

an-books.hatenablog.com