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ケインズの経済学

 

こんにちは『和菓子のあん』です。

 

文系女子からすると経済学というのはかなりハードルが高いもの。

「いやぁ、知らなくったって生きていけるしなー(´ω`)」

と算数万年赤点だった私は目を背けていました。

そんな私でも『ケインズの〇〇』といったものはよく耳にしており、

ケインズはすごい」

ケインズは一回見た方がいい」

と噂が噂を呼ぶ他校のイケメンのように興味を持った次第です。

 

 

ジョン・メイナード・ケインズ

100年も前の他国の経済学者なのに、未だにこぞって名を挙げる

ケインズさん。どんな人だったんでしょう?

まぁ、安易に想像出来る華麗な経歴の持ち主です。←

ケンブリッジ大学・キングスカレッジで数学学位取得。。

かの有名な『ハ◯ーポッター』の世界観溢れる所で学ばれたんですね。

ただただ憧れます☆

 

卒業後はインド省や大蔵省で働きつつも

経済やお金の動きのことを常に考え、

貨幣論』を発表したり世の為にかなり貢献してくださったそうです!

へぇー

……

…zzz

やばい!

これだけじゃ人間味の無いつまらないおじさんになってしまう!

誰も興味を持たないじゃないか!と思った方のために

まんがでわかる!ケインズの経済学をオススメしたいのです!

 

まんがでわかる!ケインズの経済学

正直、マンガだからってナメてもらっちゃ困ります。

絵が入ってて会話形式だから読みやすい。

確かにそうです。

ただ、経済学で使われる単語がまぁーややこしい。

ロシア文学読んでて

ゴルバチョフは神妙な面持ちだった。」

ゴル…ゴルバちょふ‼︎⁇

となりません?

その後の文が一つの単語に引きづられて頭に入ってこない。

それです。

気をつけてください。

 

 

 

時間でモノを買う

本文に

労働者は時間を賃金に換えている。
その得たお金でモノを買う。

という文章がありました。

 

頭では理解していて当たり前のことなのに

文字で見た時衝撃を受けました。

 

「あーお金ない」

「働いても働いても欲しいものがある」

 

よく聞きますよね?

私自身、そういうもんなんだと早々に匙を投げていました。

 

その理由がさっきの文章にあったんです。

 

労働者は時間を賃金に換えている。
その得たお金でモノを買う。

 

働いた時間=給料→欲しいものを買う

ということは、

働いた時間と欲しいものを等価交換している

ということ。

 

皆働ける時間なんて決まってます。

大体は成人してから定年退職するまでの約40年。

そこから休暇を引き、

人間として最低限の食べる時間・寝る時間を引いた残りの時間で

一生涯必要なもの、欲しいものを手に入れている。

 

そりゃ詰むわ。

 

ここから私は、買い物に行って品物を手に取る度に

自分の労働時間に起こったことがフラッシュバックするようになり

等価交換に値するものなのか考えて無駄遣いが減りました。

 

 

 

リディア・ロポコワ

ケインズの妻だったと言われているリディア・ロポコワ

やはり言えない…

早口言葉ワードに出て来そうなお名前。

どうせええトコのお嬢様なんでしょー?

と思いきや、

 

職業:バレリーナ 

 

結構な衝撃でした。

ゲイとして生きてきたとも言われている彼が

40代にして売れっ子バレリーナと結婚するなんてすごい人間味ですよね! 

 

今回の『まんがでわかる!ケインズの経済学』も
ケインズとリディアの掛け合いがメインとなっており
何も知らないリディアに一から教えてあげてる設定なので
分かりやすいです。

 

ちなみにこのリディア、あの巨匠ピカソとも親交があったとか。

すごい魔性の女なんですかね。。

 

 

 

名言

成功者は名言を多く残すものです。

ケインズもたくさんの名言を残しています。

その中から一つ

 

When I'm at aharbor, the ship is safe, but then business of the ship isn't accomplished.『船は港にいれば安全だが、それは船の用をなさない』 

 

痺れますね〜♡

頼りない上司が言ってても意味を成さないですが、

ケインズのように小さい頃から知的好奇心に溢れ、

命がけで時代を変えようと経済を突き詰め名を馳せた人が

言ったとなると背中をドーンと押される気分になります。

 

知れば知るほどケインズの人柄に魅かれていきますね。

 

おわりに

と、まぁ経済学というよりかケインズをメインで紹介しました。

世の中の経済ベースを作った人の上に、私達は生かされているということ。

昔から人間や考え方はほとんど変わっていないということが身に沁みました。

 

ケインズ 経済学 で調べるときっと山程の書籍がヒットすることと思います。

何を読むかは求める情報で選べばいいと思いますが、

まず触れてみたい、さわりだけでも!

と思う方が手に取るには最適な一冊なのではないでしょうか。

 

 

 さぁ、次は何読もうかな〜