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言葉づかいの教科書

 

こんにちは『和菓子のあん』です。

 

若者言葉

最近若者の言葉が乱れている!

というニュースを生まれてこのかた毎年のように耳にします。

 

時代が変われば

言葉も変わる

 

それは不変的なもので仕方ないものなのです。

 

今でいう最近の若者は

スマホという情報機器が普及してしまったせいで

会話離れが起きているとも言います。

 

LINEで短文を送りあう友人関係や

核家族化がこのご時世主流なので

年配の方と会話を楽しむ機会もなければ

「あいうえお」さえ知っていれば

己達でイカす日本語作っちゃおうぜ☆

となってしまわざるを得ないですよね。

 

 

逆に短い言葉で色んな意味を示すものを世に出したり

すごいなとついつい思ってしまう時もあります。

 

 

例えば【ヤバい】

Q.次の文章から適した意味を下記から選びなさい。

 

ちょ、マジあいつヤバいんだけど

 

 1. 刃物を持っている。危ない!

 2. めちゃくちゃダサい。出来れば近づきたくない。

 3. 彼はすごくかっこいい!タイプである♡

 

 

A.全部正解ですよね。

 

感情がどんな方向にでも動けばヤバいは使えるんです。

なんて便利な言葉なんだと衝撃すら受けました。

おかげでだいぶ使わせてもらってます。やばーい。

 

このように言葉本来の意味じゃなく

前後の文脈や、その場にいて空気を察知して意味を読み取り

口から発する時にリズミカルで楽しいもの

が若者言葉として流行しているのです。

 

それだけ情報に敏感にならざるを得ない社会ということです。

 

それはそれで良いとして。

昔からの日本語特有の美しさや品が失われていくということが懸念事項ですよね。

 

その一つの策として、 

言葉づかいを正せば少しは日本語らしさを保てるのではないでしょうか。

 

 

言葉の品

そもそも日本語だけでなく語学を学ぶ際に必要なものといえば何でしょう?

ボキャブラリー(語彙)
・知識・教養
・心遣い

これがないと厳しいです。

 

どんだけ言葉づかいを正そうが

どんだけ見た目をよくしようが

相手にすぐ見抜かれてしまいます。

 

すごくオシャレで内装やカップにこだわったカフェでも

肝心のドリンクの味が薄すぎると二度と足を運びませんよね。

 

そこはもう前提に。

相手があっての言葉です。

相手に配慮し、TPOに応じて使い分けられているかです。

 

言葉の品があなたを作ります

 

人からよく思われたい。

誰しもが望む、人間の心理です。

 

それを叶える一つとして

髪型を整え、身なりを正し、言葉を磨けば

あなたは、さらに魅力的な人間となりえます。

 

では、どうすればいいか?

今回は『言葉づかいの教科書』という本を参考に

見ていきましょう。

 

 

言葉づかいの教科書 

この本では教科書というだけあって

分かりやすく実践すべきことを教えてくれています。

 

その中から2つ例を交えて紹介します。

 

1.言葉に幅を持つ

幅とは表現力のことです。

それが「大人の言葉づかい」と「子供の言葉づかい」の明確な違いです。

 

例えば

「あなたのことがすき」

「あなたを思うと夜も眠れません」

みたいな。

 

時と場合によってストレートに伝える方が好まれることもありますが、

適度なぼかしが奥行きを生むこともあります。

 

平安時代、和歌を送りあってた貴族は

この表現力で勝負していたと言っても過言ではないと思います。

 

だって言っていることは

「めっちゃすきー」

「あいたいー」

ってことばかりですからね。

 

本当に言いたい事にどんな色をつけて伝えるか

我々の祖先は自分らしさをアピールしたものです。

 

 

 

2.相手への配慮 

会話はキャッチボールということを忘れないで下さい。

スピーチや演説なら良いのですが、

自分の意見をうわーっと喋ると聞いてる側が疲れます。

 

聞いてる人に

私は自己中でつまらない人間ですよ!

と自ら露呈し続けるようなものです。

 

そしてそういう人は自分に夢中で大抵人の話が聞けません。

あいづちが下手なのです。

 

あいづちとは本来、

相手の話に調子を合わせ会話を遮らないものです。

 

「ふーん、興味ない」

とか

「いや、でも私の方がとか…」

と言われるともう喋る気失せますよね。

 

私はそういう場合、
すぐに話すターンを譲り全く同じ返しをして様子をみます。
面白いくらい皆やっきになりますよ。(←腹黒)

 

それも人格です。

自分は大丈夫か、

気づかないまま人に嫌な思いをさせ続けてないか

もう一度胸に手を当てて見直したいものですよね。

 

 

おわりに

当たり前のように母国語として身についている日本語。

「もう十分話せるからいい。」

と勝手に限界を作らず、より良い人間関係構築の為に

自分をレベルアップしたいものです。

 

相手に伝わる印象が変われば自分の行動、未来も変わっていきます。

日々意識することから始め、

日本人として品性を保ち

内面から美しい人間になりたいものですね。

 

 

『ことば』の力は全てを変える魔法の力

 

 

 

 さぁ、次は何を読もうかな。