必ず伝わる!ロジカル会話術
はじめに
ロジカル会話術と聞くと、なんだか難しそうと感じますよね?
しかし、中身を知ってみると意外とシンプルなものです。
今回はそんなロジカル会話術の
会話をする上で特に気をつけなければいけないことを紹介します。
必ず伝わる!ロジカル会話術
まずは頭と心のストレッチから
はじめに私達は
自分の頭が固定観念に縛られていることを自覚し
そこから思考を解き放つ必要があります。
余計なことは考えない、
言われたことだけをするといった
頭の生活習慣病に陥っていませんか?
考えることよりも覚えることをよしとしてきた教育制度のせいで
自由な発想が蝕まれてきたものです。
こんなことを考えたら恥ずかしい
や
馬鹿にされる
といった考え自体がよくないものです。
まずは、自分の中のそういった感情と向き合う必要があります。
他の人と同じ考えしか持てない事の方が
これからの時代生きていくのに生き残れないと知る必要があります。
考えに違いがあることはもちろんのこと、
その上で相手とお互いの意見に優劣をつけるのではなく
どちらも一理あることを踏まえて解決策を生み出すこと
これを目指しましょう。
話は結理事結で
起承転結で何事も話せばいいと思っていませんか?
実はこれには注意が必要なのです。
時間が無い状況では何が言いたいか分からなくなってしまうから。
一番いい伝え方は結理事結です。
結論→理由→事例→結論
これが相手に刺さるメッセージになるのです。
まず結論をいうことで相手を惹きつけ、
シンプルなので最後まで興味を持たせ続けられるのです。
抽象イメージは注意
ぼやけた抽象イメージをシェアする場合、
注意が必要になります。
なぜなら、誰しもがあなたと同じ価値観の上で生きてはいません。
人それぞれ生きてきた環境が違い、
お互いが抱くイメージというものに差異が出てくるからです。
特に、チームや顧客との間での抽象イメージには注意を払い
お互いのイメージを近づける努力をが必須になってくるのです。
説得よりも納得
相手には説得させるより納得させましょう。
説得は自己本位になりやすく、
納得はあくまでも相手がするもの。
納得=論理+感情です。
無理にでも自分の意見を押し通したければ説得が必要でしょうが、
相手との心理的な距離を縮めたければ相手に対する共感が必要なのです。
聞き上手は相づち上手
話し上手より聞き上手が出世すると言われるものです。
聞き上手になるには相槌上手になる必要があります。
相槌には心理的な距離が縮まり共感を与える効果があります。
相手の発言内容に合わせて全身を使い相槌を打つことです。
言葉だけじゃなく声のトーン、
ボディランゲージ、表情など
相手の発言を全身で聞いてますよという姿勢が大事なのです。
未知を楽しむ
無知にたいして恐れたり、
警戒し避けて自分の経験だけに囲まれた世界
「自分知」の中にいる喜びが大きくならないようにしましょう。
そこにいるようでは新たな経験は出来ず、
あなた自身の学びや成長はありません。
それはあなたの痛みにもなります。
無知を恐れず未知を楽しみましょう。
おわりに
今後指示待ちやマニュアル人間は取り残されていきます。
本書はビジネスの基礎として相手に伝えることを学ぶには最適な入門書かと思います。
実生活にも取り入れてみたくなる方法が沢山紹介されていますので
興味を持たれた方は一度読んでみてください。
さぁ、次は何を読もうかなぁ。