本とわたしの時間

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まんじゅうこわい

はじめに

昔から語り継がれる物語や話というのは

いつの時代も人間の性質を滑稽に捉えているものです。

 

今回はその中でも古典落語で有名な

まんじゅうこわい』についてみていきたいと思います。

 

 

 

まんじゅうこわい

有名とはいえ意外に知らない方もいると思いますので

内容を紹介します。

 

あらすじ

長屋の若い衆が集まって「きらいなもの」の話をします。
へび、たぬき、クモ、こうもり、毛虫、アリ…と様々なものが出揃う中、
一人だけきらいなものがないという人がいました。
みんなのきらいなモノを切り捨てていく中、
ひとつだけ名前を聞くのも言うのも見るのもこわいものがあると言います。
それがなんと「まんじゅう」だそうで。
それを知ったみんながまんじゅうを集めておどかすことになりましたが…。

 

内容

中国笑話本に原型があり

吉本新喜劇のように

オチがわかっていても楽しめてしまうこの作品。

子供向けには絵本、大人向けには落語がおすすめです。

 

同じ内容でも話し手が違えば見える世界は変わるし

目で見るものと耳で聞くものも違ってきます。

 

型が決まっている話でもいろんな楽しみ方ができるものです。

昔話によく出てくる機転の効く人の返しは

いつみてもスッキリさせてくれるものです。

 

 

感想

いつの時代もドッキリや人の嫌がることをする人っていますよね。

自分がされたら怒るくせに。

 

本当に人間って昔も今も変わらないもので

だますことに誠意一杯になってしまって

だましているつもりがだまされてたということがあるものです。

 

とんちがきく頭の回転が早い人というのは

世渡り上手で得をつかみやすいですね。

 

 

人を蹴落とそうとしたり

人を騙そうとしたり

人をどうにかして自分の価値をあげようとするくらいなら

自分自身の高め方や考え方を模索する方が

成功する近道になり得るのではないでしょうか?

と新たに読み返して思ったものです。

 

 

おわりに

絵本や昔話を大人になって見返すと

今まで見えなかったものが新しく見えてくる事があります。

この本は何が言いたかったのかなぁと考えながら

たまに見返して読んでみるのも面白いのでおすすめしたいものです。

 

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。