本とわたしの時間

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道をひらく

 

こんにちは『和菓子のあん』です。

 

さて突然ですが、

皆さんは家電が欲しい時どこへいきますか?

 

家電量販店や最近ではネットで買うのもいいですよね。

ただどちらにせよ沢山の家電が

アピール合戦していて大いに迷わされますよね。

 

電子レンジを買いに来たはいいが、

「こちらはグリル機能付きですよ!」とか

「スチーム機能があるのはこれだけ!」とか。

軽い気持ちで普段着にスニーカーで登山に来たものの、

登る山が高過ぎたー!!!みたいな。(大袈裟)

 

そんな時メーカー名をちらっと見て

「あ!このメーカーこんなの出してるんだ!」

と思ったことありませんか?

名が知れた有名な電機メーカーってだけでいいもの!

と思ってしまうこともあります。

 

そんな中、誰もが一度は来たことがあるであろう

Panasonic

この創始者松下幸之助氏が書いた「道をひらく」について紹介します。

 

 

松下幸之助

Panasonic(旧松下電気)を一代で築いた経営の神様と言われる人。

日本では、トイレの神様だとか色々な神様がいる中でのリアル神様。

一体どんな人だったんでしょう?

 

一番印象に残るのは笑顔です。

世の著名人といわれる人々は

ムスッと不機嫌な写真で紹介されることが多いですが、

松下幸之助氏は笑顔の写真がとにかく多い印象を受けました。

 

かといって何も考えずただヘラヘラと笑ってる訳ではありません。

他者を尊重し、常に誠実であったという器が大きく

懐の深い人だったからこその笑顔だと

この本「道をひらく」を読み改めてそう思いました。

 

従業員としてもそうですよね。

同じ条件下の元、

・いつもムスッとしてて機嫌悪そうな上司の下で働く
・怒る時は怖いけどいつもはニコニコしている上司の下で働く

どちらを選びますか?

 

 

 

道をひらく

実はなんの前情報もなく手に取ったこの本。

小ささにも驚きましたが、

開いてさらにびっくりしました。

「読みやすい∑(゚Д゚)」

 

それもそのはず。

 

月刊PHPという雑誌の裏表紙に書いていた随筆

まとめたものだったからです。

見開きの2ページで内容が完結しているとは…

 

だからこそ言いたいことがシンプルで分かりやすい。

強い名言がより強く響く相乗効果があるように感じました。

 

 

名言 

 本文中より私が好きだなーと感じた文を紹介します。

他人の道に心奪われ思案にくれて立ちすくんでいても、
道は少しもひらけない。歩まねばならぬ、懸命に歩まねばならぬ。

あぁ、あの人いいなぁとか羨んでないで

自分の道を信じてとにかく歩く続けろということですね。

 

道を切り開き、成功した人が

歩まねばならぬ、歩まねばならぬ

と自分に言い聞かせてた様子が

目に浮かぶようで本当にかっこいいですね。

 

 

 

いろいろな人があってよかった。さまざまな人があってよかった。

こんな言葉言える人すごくないですか!?

達観してないと言えないと思います。

「あの人のこういうとこムカつくー」とか

「マジ何考えてるかわかんないー」(ギャル風に)とか

それを通り越してのこの発言です。

この気持ちを持ち続けられる器の大きい人間に、

私もなりたい。(みつ◯風に)

 

 

戦いはまず敵を知ることから始めよ

敵を知ることで己を知るということ。

己も知らずして敵に勝てるわけがない。

一番の敵は自分なんだよ。

 

はっ!そうか!となりますね。

自分はこういう人間でこういうことが出来て、これが苦手なんだ。

これさえ知らずにおりゃーと気合いを入れ

敵地に手裏剣一個持っていったところで

バッドエンドが目に見えてます。

 

 

「獅子は我が子をわざと谷底に落とす」
=厳しさ・勇気を持って自らの力で歩む大切さを自得するべし

「獅子は〜」の文句はとても有名ですよね。

 

親が子に対しての行いを指してるだけでなく、

人の上に立つ者はこの考えが必要だということ。

 

手取り足取り丁寧に教えてあげたところで

自分がいなくなって何も出来ないようじゃ

身についていないということ。

厳しさを持って自分で答えを見つける大切さを忘れてはいけない。

と再確認させてくれた気がします。

 

 

4つ紹介しましたが、

これだけでも松下幸之助氏がなぜ人から慕われるのか。

彼の生き方・仕事に対する考え方の深さに

頭が下がる思いにさせられますよね。

 

 

おわりに

松下幸之助氏自身も初めっから成功者だった訳ではありません。

小学校を中退する程の貧乏から神様と呼ばれるまでに至ったんです。

並大抵の努力ではありません。

そんな彼が次世代の私達に残してくれたもの。

時代が変わっても変わらない人間というもののあり方を教えてくれています。

どうしたらいいかわからない時
何かにつまずいた時
誰かに励まして欲しい時

きっとその時々の自分に当てはまる言葉が

この本の中に眠っていると思います。

老若男女に捉われず笑顔を持って、

いつだって味方になってくれることでしょう。

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。