本とわたしの時間

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モノローグジェネレーション

 

はじめに

携帯一つ、クリスマス一つをとっても

女子の気持ちは激しく揺れ動くもの。

 

今回はそんな繊細な心の浮き沈みがをつぶやきを交え描かれた作品を紹介します。

 

 

4コマという少ない世界の中できっとあなたは心を動かされるでしょう。

 

 

ノローグジェネレーション

作品内容

最年少13歳ひとみ。最年長73歳ナナ。年齢や立場もさまざまな8人が綴る世代群像4コマモノローグ。

 

 

感想

10代から70代までそれぞれの世代で引っかかる

小さなモヤモヤやふとした思いを細かく表現している作品です。

 

 

登場人物は皆女性で

繊細な心の浮き沈みが見ていて面白いものです。

 

 

また年齢もそうですが、それぞれの職種(?)が記載されていて

それだけで他に説明はなくても背景が見えるのがすごい所。

 

 

例えば『ストリートミュージシャン・ニコ(25)』と聞くと

大体のイメージはつきませんか?

 

 

・お金がない

・夢に向かって頑張っている

・バイト漬け

・メンタル強い

などなど。

 

見る側のそういった偏見を含めて楽しめるのがこの作品だと思いました。

 

 

一つ一つが静かに胸に刺さる、

色んな人に読んでもらいたいと思える名作です。

 

 

 

見て見ぬ振りをしてしまう小さな心の動きを

振り返るいいきっかけになった気がします。

 

 

 

 

おわりに

いじめ

いじめについて書かれている章があります。

 

中学高校で当たり前のように存在するいじめ。

 

 

いじめる側、いじめられた側、

いじめられないよう気配を消して生きていた側、

 

 

それぞれに言い分があります。

 

心で思っていることがあります。

 

 

それらがすれ違い悲惨な事件が起きています。

 

 

この漫画では絶望と希望とが上手く織り交ぜられていると感じました。

 

 

 

どうか希望を捨てないでほしい。

どうかいじめなんて無駄なものなくなって欲しい。

 

 

 

幅広い登場人物達のおかげで

改めて考えさせられた作品になりました。

 

 

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。