本とわたしの時間

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魍魎の匣 舞台感想あり

 

はじめに

この作品を知らずして、

タイトルを読むことができた人はいるだろうか?

 

魍魎の匣(もうりょうのはこ)』と読みます。

 

 

読みがわかっても

魍魎って?

箱と匣は同じもの?

と謎が深まるばかりですよね。

 

 

そんな京極夏彦氏が書いた

私が個人的にも大好きな今作を今回は紹介します。

 

 

 

魍魎の匣

そもそも魍魎とは、

魑魅魍魎という言葉が有名なように

妖怪の総称と言われているものです。

 

また、死体を食らうものともされており

鬼に近い得体の知れない恐ろしいものというところでしょうか。

 

 

しかし、そういった魍魎が出てくる完全な妖怪話なのかというとこれまた違うもので、

妖怪になぞらえたミステリー作品なのです。

 

 

作者:京極夏彦

レンガ本と呼ばれる程分厚い本を書く作家として有名な著者。

 

<p世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員かつお化け大学校教授であり

2019年5月末には日本推理作家協会新理事長に就任されています。

 

 

そんな多忙の中、数々の作品を世に送り出しては

どれだけの賞を受賞されていることか…

 

 

なんだかもうすごい人なのです。

  

 

 

詳しくはこちらをご覧ください。

↓   ↓   ↓

京極夏彦 | 『大極宮』公式ホームページ

 

 

あらすじ

匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落とせるのか!?  【「BOOK」データベースより】

 

 

 

今作は小説だけでなく色々な表現をされているので

個人的感想と共にそちらも紹介します。

アニメ 

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とても分かりやすく世界観に入り込みやすい作風になっているので

あの分厚い本を読むのはちょっとと思う

京極シリーズ初心者には一番オススメかもしれません。

 

 

 

映画

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 予告編↓

www.youtube.com

 

見るからに豪華な俳優陣で作り上げられた映画版。

原作の登場人物像に一番近いのではないでしょうか。

内容はぎゅっと省略されていながらも映像美に目を奪われます。

 

エンディングテーマが東京事変という点も粋な所です。

 

 

舞台

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2019.6.21〜舞台化された最新作。

 

今回公開初日に見てきたのでその感想を交え紹介します。

 

 

舞台感想 &ネタバレあり

現実にあの世界観を体感できるなんて。

人の怖さを体感した気がした。

2.5次元の舞台の表現に圧倒されたものです。

 

前半はぎゅっと凝縮されており、

テンポが早くついていかないと置いていかれそうになったほど。

 

後半は時間たっぷりに伏線を回収しクライマックスに重みを出していた。

演者の迫力もすごく、惹きこまれ続けあっという間に終わってしまったという印象。

 

 

1つ残念だった所は最後の最後、1番の見所が想像に任されるという所。

ここまで2.5次元表現があってのこれか…と。

見せられないものだから仕方ないのだがなんだかモヤッとが残る仕上がり。

 

 

ただ全てを通して刺激的で世界観に浸れる最高の舞台だったのは間違いない。

 

あんなに難しい役や言葉達が自然に感じられる

役者というものは凄いなぁとずっと感心していたほど。

 

昭和27年頃の話なのだが

とても今風な印象を受けた。

特に探偵、榎木津はアニメよりな印象をだったかな。

 

 

やはり1000ページ超えの大作を2時間にまとめたら

細かい所ははしょらざるを得ないもの。

 

アニメや映画、元を辿れば原作を読んでいない人からすると

細かいところが分からずハテナが残ってしまうのは致し方ないものなのだろう。

 

 

ただそれをおいてもよかった。

ここまで原作に忠実に舞台で表現出来るのかと驚かされることはまず間違いない。

 

 

今日以降も東京と神戸で公演されているようなので

興味を持った方は是非見ることをオススメしたい。

 

 

おわりに

名作は形を変えて人を魅了していくものです。

 

 

小説・アニメ・漫画・映画・舞台

興味を持った媒体から試しに一度この世界観に足を踏み入れてみてください。

 

 

あなたの知らないミステリーがここにあります。

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。