本とわたしの時間

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なぁんでもないよ 前編

はじめに

見逃してしまいそうな人生の理を4コマ漫画で紹介している

分かりやすい作品『ブッタとシッタカブッタ』。

 

 

凝り固まった考えをほぐし、

心を解放し自由に生きていく術を

本に則って紹介していきます。

 

 

シッタカブッタシリーズ3作目の作品である今作。

1作目2作目の紹介もしているのでよければそちらもご覧ください。

 

an-books.hatenablog.com

an-books.hatenablog.com

 

 

 

 

 

ブッタとシッタカブッタ3

苦しみの基本

四苦八苦という言葉があるように、

私たち人間の苦しみは分類分けできるものです。

 

 

生きる苦しみ、

老いる苦しみ、

悩む苦しみ、

死ぬ苦しみ。

 

愛する人やモノと別れる苦しみ、

嫌いな人やモノと結びつけられる苦しみ、

求めるモノが手に入らない苦しみ、

得たモノに満足できない苦しみ。

 

 

人間はいつもこれらの苦しみに苦しめられています。

 

起きてしまうことは仕方がないこと、

私たちはそのまんまの今を覚悟するしかありません。

 

 

まずはこれらの基本を知ることが大切です。

 

 

モノの見方のクセ

私たちは物事全てを正しく見ていると思いがちですが

その全てにクセがあります。

 

 

数ある情報の中から自分にとって必要だと思う情報を

選び取り組み合わせて生きているので

 

人によって認識がズレ、悩みの種や勘違いが生まれてしまうのです。

 

あるのに見えないことがあれば、

ないのに見てしまうことだってあります。

 

 

私たち人間は物事を正しく見ることはできていないのです。

 

 

 

まとめるクセ

たくさんの点と点を結び合って推測し、

近くにあるモノ、似ているモノ、繋がりのいいモノなどを

 

ひとまとめに見てしまうこともあるのです。

 

 

例えば血液型。

A型だから真面目なんだ、B型だからマイペースで個性的…など、

 

グループ分けにして安心を得ようとしているのです。

 

心が考えることを省こうと楽しているのです。

その人自身を見なくても大体分かるというのがそれです。

 

 

人間一人一人違うのにひとまとめにしてしまっていいのでしょうか?

 

 

比較するクセ

たとえ同じモノでも比較してみるとよく見えたりする比較癖。

 

生きていくためには必要ですが、

以前の自分や自分以外の誰かと自分を比較し

 

幸せだとか不幸だとかと思っているようでは

永遠に満足しない人生になってしまいます。

 

 

比較する見方にとらわれてしまうと

「もっと」とさらにいいものを求め続けてしまうからです。

 

 

比較する見方を放棄しない限り

自分自身が強く主張し始め苦しみが強くなってしまいます。

 

 

後編へ

後編に続きます。

そちらもご覧ください。

 

an-books.hatenablog.com