本とわたしの時間

まとめ・考察ログ
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本日は、お日柄もよく

 

スピーチ恐怖症

校長先生のスピーチといえば…

「たいくつー」

「なくなればいいのにー(´Д` )」

幼心に苦手意識というものが

芽生えてしまったという人は多くいるんじゃないでしょうか。

 

さらに自らスピーチをするのが好き!という人も少なそうです。

 

何故そこまでいいイメージが持てないのか。

心を揺さぶられないから。

というのが一つの理由に挙げられます。

 

さらに、苦手意識を持った人が頑張らなきゃと

変に力の入った言葉を何回も何回も繰り返す。

当然自分の事で頭はいっぱいなわけで

聴き手の興味なんて考えられてなんていませんから

とことんしつこくなり

どんどん飽きるようなツマラナイものになってしまうのです。

 

 

私自身昔出席したある友人の結婚式で上司が行ったスピーチが

20分弱という時間いっぱいを

会社の創立から今作り上げている商品の宣伝に使っていた

というのを経験し、ただただ驚いた事もありました。

 

 

スピーチの話題というものは結論なんでもいいと思います。

ただ、その間他人の時間を貰っていると言うことを忘れてはいけません。

TPOをわきまえないと反感をかうことになります。

誰だって時間を無駄にしたくないですよね?

 

 

逆に、スピーチが上手い人は人の心を掴むのが上手い。

人から信用されやすくなる。

自分のプラスイメージを植えつけられる、

絶好のチャンスなのです。

 

 

 

有名なスピーチ

スピーチが上手く成功者となった人は多くいます。

普段聞く一般人のスピーチとどこが違うのか

是非比べてみていただきたいものです。

 

 

例えば、Apple創始者スティーブ・ジョブズ氏が大学卒業式で行なったスピーチ

youtu.be

彼をあまり知らない人でも心に響くものです。

彼は目線を落とし紙に書いたことを読むスタイルですが、

惹きつけられる何かがあるのを感じたでしょうか?

 

彼のバイブルである雑誌からの引用文、

Stay Hungry. Stay Foolish.”

が耳に残ったことと思います。

 

 

もう一人、

アメリカ前大統領バラク・オバマ氏のスピーチ

 

youtu.be

これには日本語訳がありませんがただじーっと見て聞いてみて下さい。

英語がわからない人でも惹きつけられるものがあるはずです。

 

喋り方が個人的にすごく好きで好印象を覚えます。

彼の言葉には力があります。

"Yes, We Can"

たった三単語です。

スピーチで彼は世界を変えたのです。

 

 

上記に挙げた二人とも

スピーチを通し言いたいことが明確で

しっかり耳に残るのです。

 

 

スピーチライター

そんな彼らのバックにはスピーチライターがいたことでしょう。

スピーチライター?

中々耳にしない言葉ですよね。

スピーチの原稿を書いたり表現方法をレクチャーする

言葉のプロフェッショナル

とでも言いましょうか。

 

大体は政治家や企業、団体の役員等について指導されているようです。

 

今回はそんなスピーチライターについて描かれている本

『本日は、お日柄もよく』を紹介します。

 

 

本日は、お日柄もよく

原田マハ著・徳間文庫 

ジャンルは小説ですが、

文章力を学ぶビジネス書とも捉えられます。 

 

 

あらすじ 

お気楽なOL、二ノ宮こと葉は、密かに片思いしていた幼なじみ・今川厚志の結婚披露宴で、すばらしいスピーチに出会い、思わず感動、涙する。伝説のスピーチライター・久遠久美の祝辞だった。衝撃を受けたこと葉は、久美に弟子入り、「言葉」の修行を始める。成長したこと葉は、父の遺志を継いで初めて衆議院選に立つ、厚志の選挙を手伝うことになるが……!? 人と人とを結び合う言葉の限りない可能性をハートフルに描いた青春小説。(「Book」データベースより)

 

言葉は時として世の中を変える力を持つ

 

ということを1冊を通して教えてくれます。

スピーチの極意も解説してくれており読み進めることで

自然と理解し、身に付く小説です。

 

主人公のこと葉に自分を重ね合わせ、

ただまっすぐに言葉と向き合い、自分と向き合い、

スピーチで人の心を動かす魅力にきっとハマることでしょう。 

 

 

またこの本を読み、

先程取り上げたような有名スピーチを再度見直すと

より理解度が増すのでオススメです☆

 

 

おわりに

多くの人にとってスピーチをする機会というのはそう多くないと思います。

もし、そんな機会を手に入れられたのなら

チャンスだと思って下さい。

 

ChangeChanceです!
いつもStay Foolishで居続けましょう。
Yes, We Can!

 

 

言葉があなたの背中を押してくれます。

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。