本とわたしの時間

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『鬼』 

 

はじめに

前回、京極夏彦さんの『魍魎の匣』の記事を書きました。

an-books.hatenablog.com

 

舞台の後すぐ購入した今回の新作『鬼』について

今回は紹介したいと思います。

 

 

個人的に京極シリーズが大好きなもので、

偏りがあるかもしれませんが悪しからず。 

 

 

今昔百鬼拾遺『鬼』

あらすじ

「先祖代代、片倉家の女は殺される定めだとか。しかも、斬り殺されるんだと云う話でした」昭和29年3月、駒澤野球場周辺で発生した連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」。七人目の被害者・片倉ハル子は自らの死を予見するような発言をしていた。ハル子の友人・呉美由紀から相談を受けた「稀譚月報」記者・中禅寺敦子は、怪異と見える事件に不審を覚え解明に乗り出す。百鬼夜行シリーズ最新作。 「BOOK」データベースより 

 

感想

サスペンス、ミステリー、探偵物等でよくある

途中でオチが分かってしまうタイプに

飽き飽きしている人に特にオススメな一冊。

 

 

一応シリーズ物なので登場人物の事を知っていた方が入りやすいかもしれませんが、

全く知らない人でも十分楽しめる内容です。

 

そして何より京極夏彦さんの本をこの薄さで楽しめるという所が嬉しい所。

 

次々に伏線が回収されていくあのスピード感に、

ページを捲る手が止まらない事間違いなしです。

 

 

土方歳三も話に出てくる今作、

人はいつでも「鬼」になりうるのです。

 

 

三社横断毎月刊行

 2019.4から2019.6まで毎月

別々の出版社から出版されました。

 

よければそちらもチェックしてみてください。

 

『鬼』

『河童』

『天狗』

 

そのうち残り二冊もこのブログで記事を載せます。

  

おわりに

さっくり読みやすく

いつもと違う毛色の小説を読みたい人には

ぜひ手に取ってほしい一冊です。

 

 

京極シリーズとは違い女性が活躍する今作、

これからの季節にぴったりな

ゾクッと感を味わってみてください。

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。