本とわたしの時間

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オレの宇宙はまだまだ遠い

はじめに

『すーちゃん』シリーズの益田ミリさんが書いた男性の苦悩。

 

人生で起こり得るいろんな悩みと葛藤しながらも

懸命に毎日を過ごしていくそんな姿にハッとさせられること間違いなしの

 

 

『オレの宇宙はまだまだ遠い』 という漫画を今回は紹介します。

 

 

オレの宇宙はまだまだ遠い

あらすじ

主人公は、書店員歴10年、32歳、いつの間にか彼女いない歴6年の土田新二。自分だけの一冊を探しに、今日も本屋さんを訪れる人々。そしてその人々と接しながら、学び、喜び、苦しみ、成長する土田君が、人生にとって大切なものを探してゆく物語である。(「BOOK」データベースより)

 

 

感想

真面目な書店員の日常の葛藤を描いた作品。

 

 

日々、仕事・恋愛・身内のことに心動かされ

いろんなことを考え悩みながらも前を向いて歩いていこうとしている主人公に

好感が持てました。

 

 

その中でも、特に心に残った二つのことを取り上げたいと思います。

 

 

本屋について

私自身本屋が好きでよく行きます。

 

 

本屋によって並べ方も違えば、

推している本も違う。

 

 

本の背表紙を見ているだけでも

表紙の絵や写真を眺めているだけでも

色々な刺激が飛び込んでくるものです。

 

 

本でつながる人生があったり、

本を介して仲が深まったり、

本屋には本を手に取るそれぞれの人の物語がそこにはあるんだ。

 

とこの漫画を読んで思いました。

 

 

 

情報化社会になった今

スマホタブレットが主流になりましたが

紙媒体の本も廃れてはいません。

 

 

いろんな情報やヒントをくれる本の始まりはやっぱり本屋なんです。

改めてまた、本屋に行きたくなりました。

 

 

 

 

 

故人と本と

この作品には2人亡くなった人の話が出てきます。

 

1人は子供で、おじいちゃんがその子の好きだった漫画の新刊を

供えるために本屋に買いに来るという話と、

 

もう一人は主人公の叔父さんで本好きだった人が亡くなったという話。

 

 

本には思い出が詰まっていて

読むだけで故人の趣味嗜好が分かるし、

その人が感じたであろう気持ちを追体験できる、

 

形見であり思い出の品となる

最適なものだなぁとしみじみ思ったものです。

 

 

魂は物に宿ると言いますが、

本にはより強く魂や想いが宿る気がしました。

 

 

 

 

おわりに

いつか必ず終わる自分の人生。

 

今のままでいいとは思っていないけど

今を変えてまでどうにかしたいとは特に思わない、

 

 

 それがきっと一般の平均的な意見なのでしょう。

 

 

 

自分の人生とは何か

この漫画の主人公と一緒に少し考えてみませんか?

 

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。