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「大人になりきれない人」の心理   

はじめに

心の成長が足りないまま社会に出た「5歳児の大人」がいます。 

 

愛された育った人には分からない苦悩があるものです。

 

心理的に健康な大人は何事も興味から入って満足して、

それらを卒業してきた人たちなのです。

 

したくないことを心理的にも物理的にも力づくでさせられていた

我慢してきた人たちは大人になりきれない大人になってしまいます。

 

生きるのが辛く、他人に厳しい5歳児の大人。

 

そんな大人たちが自分の人生の目的を掴み、

生きやすくなるための方法を紹介します。

 

 

「大人になりきれない人」の心理

5歳児の大人とは

その時期その時期に解決すべきことを解決しないで

生きてきてしまった場合が多いものです。

 

幼少期からとにかく勉強をさせられたり

親の期待を背負い、言われるがままに生きてきた

いわゆる「いい子」が挫折しがちなのです。

 

 

また、それぞれの時期に満足すべき欲求が満たされていない場合も多いのです。

 

子供の時期にしかできないことを堪能した大人と

5歳児の大人は同じ年齢でも心理的に全く違う世界にいます。

 

我慢して育った人は我慢せずに生きている人を許せず、

他人に厳しくなってしまうのです。

 

結局5歳児の大人とは、生きる土台がない人々のことなのです。

 

 

親子の役割が逆転する時

いわゆる「いい子」には愛着人物がいないもの。

親が他人だから自然と「いい子」にならざるを得ないのです。

 

そして親子の役割が逆転してしまうのです。

 

子供にしがみつき、独占欲を強く示し、片時も離れず無理な要求をする、

これが5歳児の大人が親になった姿なのです。

 

親の世話をし、子供の生活をせず

当たり前のように大人の生活をすること、

これがどれほど心の負担になるでしょうか。

 

 

こんな風に育てられてしまった子も勿論、5歳児の大人になります。

 

 

こうして負のスパイラルが出来上がってしまうのです。

 

 

楽しめば、人生は楽になる

誰かに言われてしたとか

憎しみや意地でやったという経験しかない人の人生は

総じて楽しくないものです。

 

 

彼らの頑張りのエネルギーは心の触れ合いから生まれるものではなく、

恐怖から生まれているからです。

 

 

自分の意志でしたいことをしていない

5歳児の大人は

やりたいことをやるだけやったからもう満足だ!

という経験を一度も味わっていないのです。

 

今からでもいいので「できた」という達成感を味わうことです。

どんなに小さなことでもいいので自らしたいと思うことに取り組み、

乗り越えてみてください。

 

それだけで人生は楽になるものです。

 

あなたの本当にしたいことはなんですか?

強引に脅されながら大人へと引っ張られ大きくなってしまった5歳児の大人たち。

 

優しさを矯正することは教育ではないにも関わらず、

いまだに罷り通っているのが悲しい現実です。

 

「お兄ちゃんなんだから貸してあげなさい!」

「我慢しなさい!」

「優しくしなさい!」

と本当の優しさを育む機会を取り上げられているようでは

絶望しか残りません。

 

あなたが本当にしたいことはなんでしょう?

 

今、決まりや言いつけを手放す時です。

あなたの心は知っているはずです。

 

自分らしく生きていいのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわりに

5歳児の大人とは、

生まれてから死ぬまで自分の自然を許されないで生きるのが

当たり前のように周囲から期待された人々なのです。

 

歪んだ当たり前に洗脳され

苦しみを抱え続けている人、

 

生きづらさを感じている人が一人でも減りますように。

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。