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しつこい怒りが消えてなくなる本 後編

 

前編より

前編からの続きです。

まずはこちらをご覧ください。

 

an-books.hatenablog.com

 

 

しつこい怒りが消えてなくなる本

我慢に効果はあるの?

我慢は美徳だとされた時代はとうの昔です。

 

自分を傷つけてまで我慢をすることはありません。

   

他者の言動行動に意識を向けて「他者中心」で生きていけば妄想が膨らみ、

勝手に新たな傷を生産していきます。

 

 

我慢することは自分の感情を殺すこと。

 

 

そんな辛いことはしなくていいのです。

もっと「自分中心」になっていいんです。

 

自分の心や体を軽くするにはそれしかないのです。

 

 

「自己チュー」と「自分中心」

自分中心の考え方と聞くと

横暴でわがままな「自己チュー」を思い出しますよね?

 

「自分中心」な考え方とはそれとは違います。

 

 

急いでいて道を歩いている時に、

前を行く人がゆっくり歩いていたとしたら

「どけ!どけ!邪魔だ」というのと「先を急ぎますので、失礼します」

 

どちらが自分中心だと思いますか?

 

答えは後者です。

「先を急ぎますと」相手より自分の欲求を優先しているのが分かりますよね?

 

前者だと、相手が行く手を阻んでいるから

相手は敵であり蹴散らさないと通れないと他者中心の考えになっているのです。

 

 

自分中心の行動の方が気分もスッキリしますよね?

 

 

人の考えや言動にばかり気を取られず、

「自分中心」の考えをお勧めします。

 

 

 

子供時代の心の叫び

親子関係で最悪のパターンが自分らしさの根源である

「自分の気持ち、感情、意志を大事にすること」を否定されたり奪われることです。

 

幼い子供は大人に口で勝てません。

 

傷つくたびに自分を守るため痛みに鈍感になっていたことでしょう。

 

自分が傷ついた意識はなくとも

無意識に小さな痛みとして残っているのが

 

今、しつこい怒りが残る根本の原因かもしれません。

 

 

「こっちの方がいい!こうした方がいい!こうしなさい!」

と自分を否定され続け育った子供は

 

自分の感情や意志と向き合うことが難しいかもしれません。

 

 

しかし、まずはそれを受け入れること。

意識して自分と向き合い、感情を大切に扱うこと。

 

 

これらから初めてみましょう。

 

 

過去は変えられません。

何もしなければ未来もこのままです。

変えられる今と自分を全力で自覚してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

おわりに

あなたが今日まで苦しい気持ちを抱えていたのは

あなたの意識が常に他人に注がれていたからです。

 

 

 

・どんな自分であっても認める。

・自分のどんな感情や気持ちも受け入れて味わい、実感する。

・誰よりも自分の意志を尊重し、実感する。

・自分のために自分を自由に表現して生きる。

 

これらがしつこい感情を溶解させる方法です。

 

 

 

 

自分に関心を持って、小さなことでも自分の行動や感情に焦点を当て

それらをしっかり味わうことです。

 

 

そして、その心地よさを知ってください。

 

 

 

震えないようにならなくていい、

震えながらでもいいから自分の言いたいことが言えるようになりましょう。

 

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。