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孫子の兵法

 

はじめに

「キングダム」という漫画が有名になり、

映画化されたことでさらに春秋戦国時代が盛り上がっている中国史

この漫画内でもある兵法が用いられているとして

改めて着目されたものがあります。

 

それを『孫子』と言います。

 

孫子とは 

中国最古の兵法書と言われている孫子

 

合理的に戦で勝つための方法が書かれています。

 

 

昔の人がこぞって真似たと言われる考え方が

なんと現代のビジネス面においても使える!と注目され

 

多くの書籍で取り上げられています。

 

 

では、そんな『孫子』の中で書かれていた兵法を

現代語訳された簡単なものをいくつか紹介してみます。

 

 

孫子の兵法

勝ち方

勝ち続けることが必ずしも最善の生き方ではない。
相手とぶつからずに勝つ工夫をするのが賢い生き方。

 

 

正面衝突では自分も消耗する。
相手の心を読み、争う気を無くさせるのがベストの方策。

 

 

戦えばお互いに疲れるものです。

勝ちに固執することより、戦わない方法を考える方が得策だというもの。

 

 

自分を知る

 

逃げるは恥ではない。
自分の力を知ったうえで、ちゃんとした意味を持つ逃げもある。

 

 

情報に振り回されず自分の人生を致す。
人生の主導権を握っているのは、自分なのだから。

 

 

自分を知らずにただ闇雲に突進するのはバカのすること。

自分を知ることから全ては始まるものです。

自分を知らなければ勝てる戦も勝てないものです。

 

 

ピンチはチャンスに

 

知識と経験を活かし、物事を正面と横から眺めてみる。
そうすれば解決のヒントが見えてくる。

 

 

ピンチだからこそ、工夫が必要。
工夫次第では困難を逆手にとり、チャンスにできる。

 

 

楽な方へ逃げずに、ギリギリの状況に自ら追い込んでみる。
性根を据えて望むことで新たな可能性を開こう。

 

 

柔軟な考えを持つこと。

ピンチはチャンスに、安心には不安を。

常に現状をよりよくする可能性を持ちましょう。

 

 

人間関係のあり方

正しい情報を得るためには、信頼に足る人間関係こそが重要。

 

 

人間関係は駆け引きで成り立つ。
正直も大切だが、たまに意表を突くと、関係を良好にできる。

 

 

信頼した人間関係は多くのメリットを齎すもの。

良好な人間関係を築くことが最優先なのです。

 

 

人の上に立つ心構え
日頃から労り、時に守り、相手の心を掌握する。
この人のためならと思われる存在を目指す。

 

 

無力な赤ん坊に接するように、相手のためを思う。
そのうえでほめ、叱れば、気持ちは通じる。

 

 

ダメなところを指摘する前に、プラス面を褒める。
叱るのは信頼関係が生まれてから。

 

 

信頼も尊敬も良好な人間関係も育めていない人に

人は従いません。

戦場では命を失いかねません。

 

人の上に立つならこのくらいは心得ていないとダメですね。

 

 

おわりに

如何だったでしょうか?

 

ビジネスにも役立つ内容が含まれているように思いませんか?

 

 

きっと昔から時代は違えど人間としての本質は変わらないのでしょう。

 

未だにバイブルとして読み継がれる所以があるものです。

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。