本とわたしの時間

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伝え方が9割

 

情報戦争

人を思い通りに動かせたらいいと思いませんか?

 

「いやいや、物じゃないんだし」

「魔法使いじゃあるまいし」

「新手の勧誘ですか(´Д` )?」

 

実は普段から皆操られてるんです。

 

Q. 何に?

 

A. 言葉に。

 

テレビをつければ

コマーシャルだの

信販売だの

食リポだの

その道のプロが練りに練った言葉がシャワーのように降りかかってきます。

 

また、最近では口コミというものも重視され

ネットの書き込みや情報を自らリサーチすることもあると思います。

あれは雇われた口コミ専門のバイトを除けば

プロは少ないので一般人の素直な感想数で勝負しています。

 

情報社会となった今、

至る所が情報の嵐です。

 

私たち自身にも免疫がつき

ちょっとやそっとの言葉では動じなくなりました。

 

そんな日常でも人間の心理を突く言葉は

どんなに短くても一目置かれます。

 

ここぞ!という時の為に知っておけば損はしません。

 

 

心理を突く言葉

ではどういったものが人の心を動かすのでしょうか?

私が好きな広告で心から離れない言葉を紹介します。

 

そうだ京都、行こう。」

 

JRの広告ですが短いのにインパクトがありますよね。

京都の情景を思い浮かべた人もいるんじゃないでしょうか?

行きたくなった!と思った人。

操られてますね〜(´ω`)

 

これが言葉の力です。

 

まだまだ解説を交え紹介していきたいと思います。

今回参考にしたのは『伝え方が9割』という本です。

 

伝え方が9割

そもそも言葉の力を使うのは広告・音楽・書物 etcですよね。

この本を書かれている著者:佐々木圭一氏はコピーライター兼作詞家です。

言葉のプロ中のプロという事ですね。

 

さて、今回もいくつか分かりやすく紹介していきましょう。

 

1.「ありがとう」等感謝する言葉には否定しにくい

いつも綺麗に使って頂き、ありがとうございます

という張り紙公衆トイレ等で見かけませんか?

 

この張り紙をするだけで公衆美化度がグンと上がった

という報告も見たことがあります。

 

「ここにゴミを捨てるな!迷惑!!」という張り紙も見ますが

これは管理者の一方的な感情の押し付けであり反感を呼ぶだけです。

確実に前者の方が人の心に届き、勝手にでも意識させるものなのです。

 

「いつもブログを見ていただきありがとうございます」←

 

 

 

2.「名前」を入れると応えたくなる

「いらっしゃいませ!」

〇〇さん、いらっしゃいませ!」

この場合常連限定ですが。

これだけでも嬉しさが変わると思いませんか?

 

誰にでも使われている言葉なのか、

自分だけに向けられている言葉なのか

人は意外と察知するものですよね。

 

名前を覚えていてくれたという好感度も上がれば、

あの店に行けば自分を迎え入れてくれている、また来よう!となりますよね。

 

何気ない言葉に名前を入れるだけ!

誰にとってもお得で気分がいいですねー♫

 

 

 

3. お願いする時は相手のメリットを添えて

「今日バイト変わってくれない?」

と言われるとムッとしませんか?

あーあれしようと思ってたのに…

とか

わー連勤になっちゃうからなぁ…

とマイナスなことを考えがちです。

 

ところがここに一つ。

「今日バイト変わってくれない?今度前言ってた美味しいとこ連れてくからさ!」

と一文付け足すとあら不思議。

 

メリットを提示された事で「いいよ」と即答する確率が増えませんか?

悔しいけれど、人間は現金な生き物なのです。

 

 

 

4.選択の自由を作るー「決断」を「比較」に変える

パパッとあれこれ決断できる人は男らしくて格好いいもの。

ただあなたの彼氏が出来なくても諦めないで下さい。

 

例えばデートで

「今日はどこ食べに行く?」

と全ての食ジャンルから選んでもらうとなると

最近の草食系男子はあわあわ泡吹く可能性がありますが、

 

「今日はお寿司か焼肉だったらどっちがいいかな?」

と選択肢を狭めてあげるとこっち!と決めやすいものなのです。

 

こちとらその手間がめんどくさいですが

是非お困りの方は試してみてください。

 

 

5.めんどくさい時はチームワーク化推奨

もうついさっきめんどくさいと言ったばかりなのですが…

 

 一人であれもこれもしなきゃいけないとなるから

めんどくさいのです。

 

また、めんどくさがり屋の人に

あれやこれや言ったって動きません。

だってめんどくさいんですもん。

 

そんなめんどくさい人には

一緒にやろう!」が効果的です。

チーム感が出る事でめんどくさいが半減するのです。

…大抵の人は。

 

おわりに

言葉は伝え方でこうも変わります。

かの独裁者ヒトラーもスピーチの天才がゆえ、

あそこまで登り詰めたと言われています。

 

人を動かし、

人を癒し、

人を傷つける言葉。

 

使い方次第では凶器になり得ません。

 

私達はその伝え方のベースを知り、

互いに心地よい人間関係が作れるよう

言葉の力を上手く使いたいものですね。

 

他にもまだまだ伝え方の方法というのはあります。

興味を持たれた方は是非読んでみてください。 

 

さぁ、次は何読もうかなぁ。