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明日を変える心理学

はじめに

人間関係に悩みを抱える人にオススメなものがあります。

 

 

それこそがアドラー心理学です。

 

 

この考えは昔から多くの人に共感され支持されてきました。

 

 

今回はアドラー心理学から日常でもよく使われる心の動きについていくつか解説し、

今日から使える自分の明日を少し変える方法を紹介します。

 

 

漫画で身につくアドラー  〜明日を変える心理学〜 

劣等コンプレックス

優越感をもつことと劣等感をもつこと、

両者は対極であるようで実は同じものなのです。

 

常に誰かを基準として自分を相対的評価しているから。

 

劣等感は優越感でしか補えないものです。

比べることから抜け出すには

比べなくても価値のある自分に気づくことが大切です。

 

人間みな、得意不得意があります。

 

100パーセントどの面においても勝つことなんてできないのですから。

勝ち負けの土俵に縛られないで自由な次元に行くことです。

 

 

自然の結末

行動結果を自ら体験することによって学ぶことも大切だということです。

 

子育てにおいての例を挙げると、

親は経験を通して子供に

「あれしちゃいけない」

「これしちゃいけない」

と口うるさくなるものです。

 

 

しかし、自ら失敗したり体験することによって

責任や規律が身につくというものです。

 

 

個人的に好きな言葉があります。

 

親は子にこけない方法を教えるではなく、

何度転んでも立ち上がる方法を教えるべきだ

 

 

過保護が過ぎてしまうこんな時代の親に知ってほしい言葉です。

 

 

課題の分離

真面目な人、責任感の強い人ほど

人の事も自分の事のように請け負って疲れてしまうものです。

 

 

自分の責任と人の責任を一緒にしないことが大切です。

 

いつも冷静にこれは誰の課題かを考えるべきです。

 

 

誰かに頼まれたからと人の作った道に乗るんじゃなくて

自分自身で好きな道を作って進んでいっていいのです。

 

 

しなければいけないというのはあなたが思い込んでいるだけの場合が多いものです。

 

 

大切な自分の課題にだけ全力を注ぎましょう。

犠牲者になりませんように。

 

 

民主的決定

家族間で介護をしたことはありますか?

たとえ夫婦間であっても会議をしてみることです。

 

日常会話と会議の違いは一人一人の発言が尊重されるということ。

 

自分の主張や意見をきちんと述べ

関わる人全員で決定する場を設けるべきなのです。

 

 

人と争いたくないからと逃げないようにしましょう。

それこそ不満が溜まってしまう原因なのです。

 

 

私はどういう理由でどう感じているか、どうしたいのか

どんなに親しい間柄であったとしても言う場を作りましょう。

 

 

意味づけ

思い込みで自分を縛り付けていませんか?

 

本当のところ、自分は自分のことをどう思っているか自問してみましょう。

 

小さい頃は出来たのに今は出来ないということがもしあれば、

自分自身でそういう選択をしてトラブルを避けて来た結果が

今の自分を作り上げたと自覚しましょう。

 

 

あなた自身は何も変わっていません。 

 

もっと違う世界を見て、

自分の価値を認める意味付けをしていきましょう。

 

 

 

不完全である勇気

何事も完璧でないと気が済まない人っていますよね?

 

完成度を高めることは悪くないことですが、

そうすればするほど失敗が許されなくなってしまうものです。

 

気合が入るほど失敗すると落胆は大きくなります。

 

そうすると小さな失敗でも怖くなり失敗しないことが目標になり、

挑戦すること自体を諦めてしまうものです。

 

 

完璧な時だけ戦うのではなく不完全な時も挑戦していく勇気が必要なのです。

 

 

不完全でもめげないで続ける勇気を持ちましょう。

完全さより行動することの方が大切なのです。

 

全く非の打ち所のない人間なんていないことを心においておきましょう。

 

 

共同体感覚

幸せは豊かな人間関係から生まれるもの。

 

自分からの視点だけで物事を考えていませんか?

視点を変えてみるだけで今までのことがすっかり変わって見えるかもしれません。

 

こうだ!という自分の思いだけを押し付けるのではなく

もっとみんなの立場を理解し、気持ちを共感することが大切です。

 

 

世界観を変えるのはいつだって自分なのですから。

 

 

皆それぞれ違う世界にたった一人の存在です。

みんなが互いに尊重しながら相手の役に立とうとして生きていく、

そんな素晴らしい世界を目指したいですね。

 

 

おわりに

アドラー心理学が期待しているのは、

 

勇気を持つこと、

自分で決めること、

責任をもつこと、

協力すること、

人を大切にすること、

人の役に経つこと。

 

これらを通して幸せを築くことなのです。

 

 

より自分の幸せを築くためにアドラー心理学

日常に取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。