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ゆるす力

 

はじめに

「どうしてもあの人を許せない」

と誰かに対して恨みや怒りを持ったことがある人は多いと思います。

 

 

しかし誰だって好きでそう思う訳ではありません。

 

 

心穏やかに笑顔で毎日を過ごしたいと願っているはずです。

 

相手を許すこと。

これはストレスを減らし生きるための大切な一歩です。

 

今回は誰かのためではなく自分が幸せになるための「許し方」を紹介します。

 

 

ゆるす力

感情を手放す

誰だって嬉しい気持ちや楽しい気持ちがあれば

怒りや恨みの気持ちを持ってしまうものです。

 

だからといって、

「こんなことを考えてはいけない」

「私はなんて心が狭いのだろう」

と自分を責める必要はありません。

 

負の感情を感じた後の自分の行動次第なのです。

 

いつまでも心にネガティブな感情を蓄えたままでいると

あなたの人生自体が暗いものへと変わってしまいます。

 

そのためにもプラスのエネルギーを増やすこと。

今自分が置かれている状態に感謝できたら

 

あなたの人生は幸せなものとなっていくことでしょう。

 

 

怒りのパワー

感情というのは人に伝染するものです。

「喜怒哀楽」のうち、もっとも大きなパワーを持っているのが

怒りなのです。

 

どんなにたくさん喜びの感情を持っている人がいたところで

一人でも怒りの感情を持った人がいれば

一瞬にしてプラスの感情は消されてしまうのです。

 

しかし、人間は怒りを感じる生き物です。

 

そんな時は怒りを口に出さないことです。

怒りに対する最上の答えは沈黙」なのです。

 

感情のまま喚き散らすのではなく、

一旦口を閉じて心を落ち着ける。

 

そうしてマイナスな感情を減らしていきましょう。

 

 

ゆるすということ

相手を許す時、全てを忘れる必要はありません。

ひどいことをされたという事実はなかったことにしなくていいのです。

 

大切なのは、そのことを思い出して悲しみや怒りといった

負の感情を増やさないことなのです。

 

事実は変わりませんが、感情は手放せます。

 

 

あなたの家族や友人、恋人などあなたのことを思っている人は

大好きなあなたが笑顔で幸せに生きていることを願っているものです。

 

負の感情を溜め込んで苦しんでいる様子は見たくないはずです。

 

自分のために、自分の幸せを願ってくれる大切な人のために

明るい気持ちで生きる人生を選びましょう。

 

 

相手に対する期待を手放す

相手はこうするのが当たり前

といった過剰な期待は怒りを生む元になります。

 

この世に自分の思う通りに動いてくれる人なんている訳がありません。

 

関係性が近いほど

「言うことを聞いてくれない」

「思った通りにしてくれない」

と相手に腹を立てがちです。

 

完璧な人間なんていません。

自分と他人は別の生き物と割り切るべきなのです。

 

変わってほしいと相手に望むくらいなら、自分が変わる努力をしましょう。

 

 

自分の気持ちを客観視する

気持ちの切り替えが苦手だと思う人に試してもらいたいことがあります。

 

それは、自分を第三者的立場から見るということです。

どんな感情にでも「私は」と主語をつけて言葉にしてみること。

 

例えば「あの人はずるい」と思ったら

「私は今、あの人をずるいと思っている。あの人に嫉妬しているんだな。」

と言い換えてみるのです。

 

それだけで自分の気持ちに飲み込まれることなく、

冷静さを取り戻すことができます。

 

はじめは難しいかもしれませんが少しづつ考え方を変えていくことで

感情に振り回されず自分自身が楽になるでしょう。

 

 

当たり前の基準は人によって違う

千差万別という言葉があるように、

同じ人なんて一人もいません。

 

個性があって、それぞれの価値観が違って、

それでいいのです。

 

あなたの常識や当たり前が

相手にとっては当たり前ではないことだってあります。

 

広い心で柔軟な考えをもち、

自分の考えを押し付けないようにするべきなのです。

 

 

過去や未来のことではなく、今に集中する

一つのことに集中できていないと余計な感情が入りやすくなるものです。

 

逆を言うと、

今すべきことに集中して取り組めば

他人への憎しむが入り込む余地はなくなります。

 

意識して自分の心が楽しくなる趣味や楽しみを持つことです。

そして、今健康で無事に生きている自分の幸運に感謝することです。

 

自分の今を大切に生きましょう。

 

 

 

おわりに 

かの有名なマハトマ・ガンジーはこんな言葉を残しました。

 

弱いものほど相手を許すことができない。許すということは、強さの証だ

 

一見、許すとはとても優しく力強さとは反対の行為であるようにも思います。

 

しかし、ゆるすことができる人というのは

自分以外の誰かや周りの環境に、自分の心を惑わされてたまるか!

という姿勢を持った強い人なのです。

 

 

自分の幸せは自分の手で守るものです。

 

 

どうすれば自分が幸せになるかを考えて行動しましょう。

 

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。