本とわたしの時間

まとめ・考察ログ
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ゼロ

 

はじめに 

誰しも失敗ってした経験ありますよね。

 

もし自分が有名だったら?

もしお金をたくさん持っていたら?

もし知識がありすぎたら?

 

その「もし」を全て手にし

天国と地獄の双方を見たある人の話を

今回はしようと思います。

 

堀江貴文

いっとき時代を風靡した彼、そう堀江貴文さん。

ホリエモンとしてテレビにも出まくってましたね。

本当に頭のいい人だなぁというただその印象しか当時はありませんでした。

 

 

この本を読むまでは。

 

 

彼の自伝のような本である、

ゼローなにもない自分に小さなイチを足していく

は、逮捕され出所後書き下ろされたものだそう。

 

きっといいとこのお坊ちゃんで恵まれて育ったんでしょ?

と勝手に決めつけ軽い気持ちでページをめくると

 

まぁー、手が止まらない。

 

一気に彼の見方が変わりました。

 

そして、本当にメディアというのは側面をほとんど語らず

面白おかしく視聴者の気を引くために作り上げてるんだなぁと

思い知らされました。

 

表に出ていない彼の素顔をみていきましょう。

 

 

ゼローなにもない自分に小さなイチを足していく

 

 誰もが最初は「ゼロ」からスタートする。
 失敗しても、またゼロに戻るだけだ。
 決してマイナスにはならない。
 だから、一歩を踏み出すことを恐れず、前へ進もう。

 

 

半生

少し彼の半生を辿らせて下さい。

 

堀江貴文少年は福岡の田舎町に生まれました。

「激しい」母の元で育ち、一家団欒のない家庭で育ったひとりっ子。

 

私事ですが、自分とドンピシャ過ぎてここで一気に好きになりました。

 

ええー!田舎育ちっぽくない!

一人っ子っぽくない!

恵まれた家庭で育ってない!

 

すごく親近感わきませんか?

 

家庭環境というのは否が応でも子供の人生に直結するものです。

まして一人っ子なら尚更。

親に頼れず、家に味方がいない幼少期を送ると

逃げ場のない孤独感が一生付き纏うでしょう。

この本の中にも孤独と戦っている描写がいくつかありました。

 

だからこの考えをするんだ!

だからこの道を選ぶんだ!

というのが読み進める毎に見えてきます。

 

彼の人間味が沢山溢れている一冊です。

 

 

経験とチャンス

失敗はしましたが、結局彼は成功者です。

そんな人が発する言葉には重みがあります。

いくつか紹介していきます。

 

 経験とは、経過した時間ではなく、
 自らが足を踏み出した歩数によってカウントされる。

 

あらゆる人の一生は小さな選択の積み重ねによって決まってきます。

受動的に経験する事は出来ますが、

自分の意思で選択し、自ら歩み出す事で経験値が増えるというものです。

 

またそこからチャンスというのは誰にでも平等に流れてくるので

如何に躊躇なく飛びつけるか(ノリがいいか)

に繋がってきます。

 

経験値がチャンスをものにできる力をくれます。

 

 

働く理由は何?
 宝くじで1等が当たったら、会社を辞めて南の島でのんびり暮らしたい
 と言う人がいる。自分はお金が欲しいから働く訳じゃない。働きたい。

 

仕事というのは人生で最も多くの時間を投じるものの1つです。

それを我慢の時間に当ててしまっていいのでしょうか。

人生が豊かにならないと嘆く根本原因は時間にあるのです。

 

あなただったら何に没頭できますか?

 

やりたいことがないってのは

できっこないと自分の可能性にフタをしているだけです。

 

まずは自分で自分を信じることからはじめましょう。

 

感情に流された決断には迷いがつきまとい、後悔に襲われてしまうものです。

理性に従い自らの意思で選んだ決断には迷いも後悔も起こりません。

決断したら目標に向かって日々突っ走るだけです。

 

努力が挑戦と成功の間を繋ぐ架け橋になってくれます。

 

今しかない

結局、自由とは心の問題です。

思考に没頭できる限り、私達は自由でいられます。

 

不自由さを感じてしまうのは時代や環境のせいで思考が停止してしまっているから。

多くの成功者が瞑想を好むように自分の考えと向き合う時間をちゃんと作りましょう。

 

 結局今しかない。
 過去を振り返っても事態は変わらず、未来に怯えても先へは進めない。

 

結局はなのです。

今を精一杯生きる事が未来の自分を作ります。

今を大切にし、責任のある自由を楽しめるようになりましょう。

 

おわりに

人は自分が欲しいのに手に入らないものを持ってる人に

憧れと羨みを持ちます。

その思いが強くなると、その人を悪者のように仕立て上げます。

結局は自分のせいなのにもかかわらず。

 

ちゃんと自分と向き合い、努力だけでのし上がってきた人がここにいます。

 

人と比べ悲観したり争いあうなんて低次元な事はやめて、

自分と向き合い自分に勝てる人間になりましょう。

 

誰でも皆ゼロからのスタートなんですから。

 

 

ホリエモン、人としてとっても興味深い人でした。

 

 

 

 

 

 さぁ、次は何を読もうかなぁ。