ざんねんな名言集 後編
前編より
前編からの続きです。
こちらからご覧ください。
ざんねんな名言集
手塚治虫
漫画の神様と呼ばれる手塚治虫。
過密スケジュールの中では睡眠もままならずこの言葉を残したものです。
死ぬその瞬間まで、仕事をさせてくれ!と漫画家に生涯を捧げていました。
ルソー
フランスの哲学者で『エミール』の著者で知られるルソー。
事実婚状態で5人の子供をもち、全員を施設に預け育てた自由すぎる生き方が
この言葉に表れています。
現代でこの言葉を言おうものなら婚活女子達に踏みにじられることでしょう。
宮沢賢治
性欲、労働、頭脳の3つは両立しないと考え山野で禁欲主義を貫こうとして断念。
日本文学史に残る数々の名作を書き上げたストイックさと虚しさを感じます。
バッハ
ドイツのバロック音楽最大の作曲家。
頑固なバッハの弱点は息子達でした。
破天荒で浪費ぐせが激しく行方までくらます、
その様子に嘆くバッハの親らしさが垣間見えるようです。
伊能忠敬
日本地図を歩いて作った測量家。
自分の仕事を成し遂げるために50半ばから74才までの17年間、
約4万キロを歩き続けた信念の強さに感服させられるものです。
樋口一葉
明治時代の女流作家で5千円札の肖像にもなった樋口一葉。
貧乏な暮らしゆえ、心が疲れてこのままどうなってしまうのだろう
と弱気になった時の言葉です。
どんな状況でも希望を捨てなければ人生は変わると身を呈して示してくれています。
一休宗純
「一休さん」で知られる破天荒で自由奔放な僧侶である一休宗純。
人生の幕を閉じるその時に何を言うのかと皆が期待する中つぶやいた一言です。
人生への未練を吐露し、民衆に慕われていた理由を見せたのです。
ヘッセ
ドイツの詩人兼小説家であるヘッセ。
親に神学校に入学させられ逃亡するも連れ戻されノイローゼに苦しめられたり、
小説家になるまで色々な仕事を転々とし
自分の居場所を見つけられなかった思いがこもった一言です。
誰にも理解されないことほど辛い孤独が彼の創作活動の源にあります。
おわりに
偉人と呼ばれる人たちも不安や失望の中で生きてきたものです。
それでも人生を諦めず、投げ出さず
生きてきた結果、輝かしい「偉人」としての称号が与えられたのです。
どの国のどの時代でも人は苦しみ悩んできたものです。
あなただけではありません。
うまくいかないことが多い人生、
背中を押してくれる言葉との出会いがあれば嬉しく思います。
さぁ、次は何を読もうかなぁ。