本とわたしの時間

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「限りなく少なく」豊かに生きる

 

はじめに

時間や約束事、社会的なプレッシャー、将来への不安、衣食住の重荷など

誰しも煩わしいものから逃れたいと思うものです。

 

ミニマリストという言葉が流行っていますが

余分なものを排除していくと、

自分の人生を側面から見直すようになります。

 

ものへの執着がなくなれば

日々の生活の素晴らしさに感謝できるようになることでしょう。

 

 

今回はものを最小限にし、人生の質を上げる方法を紹介します。 

 

 

「限りなく少なく」豊かに生きる

有限な時間への考え方

止めることも貯蓄することも買うこともできません。

 

しかし、私たちは「時間」を無駄遣いし続けています。

 

時間の使い方次第で豊かに生きられるのです。

 

夢とは、時間に対する真の勝利のことを言う。」

               ジャン・クロード・カリエール

 

 

アポはまず自分自身にとる

自由な時間を拘束されないように

自分自身とアポを取りましょう。

 

日曜日の招待は断る、この時間帯は電話に出ない

といった風に自分時間はきちんと守ることです。

 

また、気乗りしない誘いに嫌々付き合う必要はありません。

 

貴重な時間を無駄にしないよう、

自分にとって重要かどうかで物事を判断することです。

 

 

今やるべきことに集中し、エネルギーの消耗を防ぐ

「あぁ、あれをしなければいけない」と

何事も後回しにすると右往左往したり、

過去を悔やんだりと無駄な感情にとらわれるものです。

 

まずは目の前のことに集中し、他の用件に移る前に完結させることです。

 

どんな小さな用事でもストレスを抱える前に片付けてしまう癖をつけましょう。

 

 

怠惰も大事、何もしない時間を作る

自分自身のために全く何もしない時間を作りましょう。

 

そのためには全てを片付けて

心安らかでなければなりません。

 

全てを早めに片付けた上で

何もしなくてもいいという幸せを存分に味わうことです。

 

怠惰は一種の贅沢なのです。

 

 

 

持ち物を減らすとメンタルが強くなる

本当の物の価値はその稀少性によって決まるものです。

 

持ち物を最小限にとどめることで私たちは自分の基準で

選んだものを身の回りに置くことができ、

今よりずっと自分らしく生きられるのです。

 

そのためには自分が必要なものを正確に把握し、

妥協しないようにしましょう。

 

 

感性を磨くと控えめな美が見えてくる

はた目から控えめに見えるものでも感性を磨き上げた人には

美しいものと捉えられるものがあります。

 

この美は金銭ですぐに手に入るものではありません。

美を追い求める中で自分の心の琴線に触れ初めて得られるものです。

 

自分の持ち物を取捨選択し見極める目を養い

感性を磨いてみましょう。

 

 

買い物は自分の一部を買うつもりで

出費するものの価値は、

実際に支払った額よりも自分により多くの見返りをもたらしてくれる

ものであるかどうかです。

 

自分に投資するという意味で役にたつかどうかで判断してみるのも一つでしょう。

 

金銭で得る物より、金銭で得難い経験に使いたいものですね。

 

 

自立している人は多くを語らない

あなたは何もかもを全て洗いざらいに話す必要はありません。

 

真実を語るのは、それを要求されている場合のみでいいのです。

 

人生を人に頼らず自分らしく生きようと歩み始めた人だけが

自らの「秘密」に近づけます。

 

その胸の内を何もかも他人に明かす必要はありません。

 

 

孤独が心のエネルギーを満たす

社会の中で生きていくことが他者とのエネルギー交換であるならば

孤独は自身のエネルギーを満タンにすることなのです。

 

孤独の中にいることが実は一番寂しくないのです。

 

自分自身とうまく友好関係を結べた人にしか

味わえない特権なのです。

 

 

必要と思うものだけを選ぶ謙虚さ

人間は自由なはずなのにいつもどこかで鎖に繋がれているものです。

 

そんな時は良し悪しを超えた知的な「謙虚さ」を用いることです。

 

大切な自分の命を管理し、いろんな面で得るものを

本当に自分が必要と思うものだけにすることです。

 

人間関係に関しても同じです。

不要な人間関係をズルズル続けているのは優しさでもなんでもありません。

 

自分にとって本当に必要なものを見極め他を排除する強さを持ちましょう。

 

 

自分に対して幻想を持たないようにする 

執着しないことは

決して人生から逃げ出すことを意味しているのではありません。

 

幻想を持たないことは

人生にも他人にも自分にも多大な期待をしないということです。

 

期待しない代わりに失望することもなくなります。

失望しなければ不幸にもなりません。

 

人は常に期待をしてしまう生き物です。

自分の感情をうまく操り、試練を乗り越えていきましょう。

 

 

おわりに

真の幸福とは現在を楽しむことです。

今ある暮らしに満足し、小さな喜びを大切にすることです。

 

自分の本質を見極めるために余計なものをそぎ落とし、

自分らしい生き方を見つけて日々を大切に暮らしてみませんか?

 

 

空いた空間、空いた時間を余計なもので埋め尽くすのではなく

自分のために取っておくことです。

 

 

少しずつ自分の人生にプラスの影響を及ぼしていきましょう。

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。