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ブとタのあいだ 後編

 

前編より

まずはこちらをご覧ください。 

 

an-books.hatenablog.com

 

 

 

 

ブとタのあいだ 

幸福とは 

お金持ちになったら幸福だ、

有名になって名を馳せたら幸福だ、

大きな家に住み外車を乗り回せたら幸福だ。

 

幸福はいつも求め続けられるものです。

 

 

しかし思い出してください。

 

あなたが小さい頃、幸福や不幸を感じて生きてはなかったはずです。

 

無邪気に楽しいことをすればただ幸せだったはずです。

 

大人になった私達は今ある幸せを忘れ切ってしまっています。

 

今は不幸の中にいて幸福を求めて走り続けなければならない、

といった風潮が社会に蔓延しています。

 

 

幸福を目的に生きるのではなく、

今ある幸福に気づく生き方をしましょう。

 

 

 

生きる力とは

子どもは野生動物並みに外を走り回り、

木に登ったり泥遊びをするものです。

 

生命エネルギーに溢れた彼らを

大人は紙上で教育するものです。

 

大人の価値観という型に合わせ

子どものエネルギーを削いでしまっているのです。

 

 

大人になり就職してもまた型にはめられ、

押し込んでいたエネルギーが暴発したり、

そもそものエネルギーを失ってしまっている人まで出てきています。

 

 

順応力と型にはまった人間にすることが教育だとしたら、

生きる力は別物だと考えなければならないのです。

 

 

何が真実なのかを知り、

自分の人生を全力で生きれば自ずと生きるエネルギーは湧いてくるものなのです。

 

 

 

そのまんまということ

今の自分ではない別人になろうと努力したり、

「こうすべきなんだ」と決めつけることは

 

不幸を呼ぶ結果になってしまうものです。

 

自分はそのまんまの姿でもうすでに愛すべき存在であるということに

気づくべきなのです。

 

理想を持つと現実との差に葛藤や緊張を与えてしまいます。

 

しかし、そのまんまは何もしないということではありません。

 

 

何かして何かになってもいいし

何者にもなれなくてもいい。

 

何もしなくて可能性を狭めるとしても

辛い道を選んだとしても

自分が選ぶそのまんまを受け入れることです。

 

私達は日々、人生の体験を味わっています。

それをそのまんま感じることなのです。

 

 

そこに本来の自分と人生が見えてくるものなのです。

 

 

おわりに

実は私たちの心は自分自身を騙してしまっています。

 

自分の理想や幻想に囚われるのではなく、

自分はこうなんだろうか?

真実はどれだろうか?と

自分に疑問を持つ知恵が手に入れば

 

自分自身を救うことができるでしょう。

 

 

そのまんまに気づき、

そのまんまを受け入れ、

そのまんまを生きていきましょう。 

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。