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初めてのアドラー心理学

 

 

はじめに 

本日2/7誕生日の有名人がいます。

 

名前をルフレッド・アドラーといいます。

 

ピンとくる人は少ないかもしれません。

 

ここ最近色んな本で自己啓発だの子育てだので取り上げられている

アドラーの心理学の彼です。

プチブームが来ているなと感じずにはいられません。

 

心理学界のベースを作ったと言っても過言ではないアドラー

 

 

少し紹介してみたいと思います。

 

ルフレッド・アドラー

187027日生まれ

個人心理学の創設者、教育者など実践的哲学者であり精神科医

個人的自由、社会的責任、子どもと女性の権利を尊んでいました。

 

彼がまず初めに通っていた学校は必須科目に

ラテン語ギリシャ語、歴史、地理、理科、数学、宗教、

ドイツ文学、ドイツ史、ドイツ語等があったそうです。

必須科目が多すぎて辛いその学校では落第する程だったが

転校したことで一気に数学が好きになりました。

 

その経験からなにが上手くいき、なにが上手くいかないかを

子ども自身で見つけることが最善だと気づいたそう。

 

 

こどもは無垢な存在で影響されやすいもの。

だからこそ大人が指示してあげなきゃいけないと思いがちだけど、

身をもって経験させる事で気づく事がたくさんあります。

結局自分で見つけることがその子のためになると言う事ですね。

 

 

彼自身にも子供がいたので

子供のことに関する考えが多く提示されています。

 

そういった子供に関する教育や考えに少し触れたいと思います。

 

早期回想

 

あなたにとってのトラウマはなんですか?

 

きっと誰しも幼い頃に経験し未だに心に残り続けている事があるはずです。

ネガティブなので避けたくなるでしょうが、

1度見つめあってみることが大切です。

 

今の自分を作り上げているベースがそこにあるからです。

なにがあったのか、

どう思ったのか、

なぜそう思ってしまったのか。

 

ライフスタイルを見つけ出す鍵がそこにあります。

一度自分の人生を振り返ってみてはいかがでしょうか?

 

 

子育て

子育てについても役立つことを教えてくれます。

 

子供を怖がらせてはいけない

子供は手のかかるもの。自分の思い通りにしようとして怒鳴ったり、

大人の権力を振りかざさないこと。大事な子供を神経症にさせたいですか?

 

 

子供に自信を与える

自信と勇気を持った子供はどんな運命になろうと自分で生きていけます。

自信を持てず劣等感だらけで生きていくと人に頼る人生しか送る事はできません。

 

 

自尊心を大切に

近年に多い光景だと思いますが、

各家庭で一人っ子が増え、過保護になる親が増えています。

モンスターペアレンツと呼ばれる親たちもそうですね。

それは決して子供の為ではなく、大人のエゴでしかないんです。

 

甘やかされる、過保護、病気だった子供は

手助けしすぎの大人から自尊心を傷つけられているのです。

切実にやめてあげて下さい。

 

 

叱り方

もし罰しなくてはいけないなら、

ちゃんとどの行いが間違っていて代わりにどうしたらいいか

しっかり知らせることが大切です。

 

子供だから目下の者には威圧的にと言う考えでヒステリックに

怒鳴り散らす人もいますがもっと大人になって欲しものですね。

 

ちゃんと対等に向き合い、一個人として躾をするべきなのです。

 

 

 

器官劣等性

人間誰しも他の人間と対等にいたいという思いを持って生まれてきています。

けれども大人の中に赤ん坊として生まれてきている時点で、

私達は劣等という位置から人生がスタートしています。

 

人はそれぞれ主観が違うので、

劣等性を強く感じる子供も出てきます。

そのような子には慎重な扱いをするべきです。

もし扱いを間違え追い打ちをかけるな事があれば、

低い自尊心を抱え神経症への道へ歩むことになってしまいます

 

 

逆に劣等性を強く感じる子でも、

勇気づけて褒められたならその子は活力勇敢さを手に入れます。

精神的健康になるのです。

 

どんな時でも批判すること、怒ること(叱るは別)はいい結果を生みません。

じゃあ褒め続ければいいかと言われるとそれはそれで違う。

何においても勇気づけが子供と向き合う時に大切だとアドラーは言います。

 

幼少期の記憶、考え、自信がその子の一生を左右しかねないのです。

 

 

 初めてのアドラー心理学

今回アドラーを知るにあたり

『初めてのアドラー心理学』という一冊を参考にしました。 

 

アドラー入門書として彼を知る上で

挿絵や時間軸も分かりやすく興味深いものだったのですが、

Adler For Beginners

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という英語版を翻訳したものだそうで、

文章が理解しづらかった部分が多々ありました。

 

そこだけが少しネックでしたが、

アドラーを知れ、彼の心理学に興味を持てたので

また他の本をも紹介できたらと思います。

 

おわりに

今回触れたのは彼のほんのほんの一部でしかありません。

生活にも応用できる便利な心理学や知恵がまだまだあります。

きっと時代は違えどブームが来るような考え方です。

追究の余地はきっとまだまだあるでしょう!

 

 

Happy Birthday, Adler !! 

 

 

 

 さぁ、次は何の本を読もうかなぁ。