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鈍感な世界に生きる敏感な人たち part 1

はじめに

 

生きづらいなぁと感じたことありますか?

 

 

音や匂いや表情といった色々なものに敏感に反応してしまったり 

色んな情報が勝手に頭に入ってきてしまい疲れやすい、

美しい自然や芸術作品が好きといった人は

 

 

今回紹介する『HSP』である可能性が高いと言えます。 

 

 

今生きづらさを感じる全ての人が心の整理をして

自分自身を受け入れられるようpart1、part2と2回に渡り解説したいと思います。

 

 

鈍感な世界に生きる敏感な人たち 

今回はこちらの本を参考にしています。

HSPとは

そもそもHSPとは何か知っていますか?

 

Highly Sensitive Person 人一倍敏感な人

 

病気ではありません。

敏感すぎるという体質です。

 

 

5人に1人がHSPだと言われています。

それなのに不当に低い評価を受けてしまいがちがゆえ、

生きづらさを覚えてしまうのです。

 

他の人の感情にポジティブなものもネガティブなものも影響されやすいため

人一倍気を張り疲れてしまいがちです。

 

そのため、心理セラピーを受ける人もHSPの方が多いと言われます。

繊細な神経を持つため、いろんなところで問題が生じやすいのです。

 

 

 

 

 

ストレスフルな状況下においてHSPは他の子よりも病気にかかりやすく、

事故にあいやすいということが分かったという研究がありました。

しかし、通常の環境下では他の子供よりも病気に掛かりにくく事故にあいにくい

という結果がでたのです。

 

 

上記の様に、敏感すぎることはマイナスな影響を与えるだけではありません。

メリットだっていっぱいあるのです。

それを理解し受け入れてみましょう。

 

 

ではそのHSP特有の能力というものを紹介したいと思います。

 

 

 

HSPが持つ能力

一度に多くの情報を吸収できる

細かいところまで感じとったり

受け取った情報を心の奥深くまで取り込むことが出来ます。

 

それゆえ心の容量が他の人よりすぐいっぱいになり疲れてしまいがちですが、

  

芸術鑑賞をしたり

音楽や鳥のさえずりを聞いたり

花の香りを嗅いだり

美味しいものを食べたり

壮大な自然を感じたりした時に

吸収する心地よい刺激は心を高揚させてくれるものになり得ます。

 

その刺激により彼らの心は喜びで満たされるものです。

 

 

音やにおいなどの微細な違いも察知できる

音や匂いで不調を訴える人が多いのも特徴の一つです。

 

そもそもHSPは物事を軽く受け止めるのが苦手です。

環境が不快だと心に余裕がなくなりさらに、苦しむものです。

 

聞こう、嗅ごうと思わずとも瞬時に察知する能力に長けているのです。

普通の人では気づけない変化にすぐ気づくことができるのです。

 

 

ゆっくり深く多角的に考えられる

色んな視点から物事を見ることが出来るのでじっくり考える時間が必要になります。

 

そのため独創的な発言や行動が多いという特徴があります。

だからこそ作家やアーティスト、思想家にHSPが多いのです。

独自に新しいものを生み出す能力に長けていると言えます。

 

 

しかし、考えすぎて自分を傷つけることもあります。

特に他人に迷惑をかけた時に後悔しやすいものです。

他の人や動物を傷つけてしまうと

相手の痛みを自分の痛みの様に捉えてしまうので

しばらく苦しみ自分のことを責め続けてしまうので要注意なのです。

 

 

とても慎重で危機管理能力が高い

足を踏み入れる前にその状況をよく考えます。

だからこそ失敗や不運には見舞われにくいですが

行動が遅くなる可能性があります。

 

 

時間をかけてゆっくり考えることを好むので

浅く広くより深く狭くな思考になりがちです。

 

 

共感力が高く、気配り上手

相手の気持ちを察知することにおいてHSPの右に出るものはいないでしょう。

それくらい共感力が高く、とても気が利きます。

 

しかし共感力が高すぎるがゆえ、

今度は他の人たちの気持ちに左右されてしまいます。

 

相手の苦しみを人ごとと捉えられず家に帰ってからも仕事のことが頭から離れない。

といった経験はないでしょうか?

 

 

ストレスに潰れないよう自分自身を十分にいたわることが大事です。

 

 

誠実で、責任感がある

HSPの多くが幼い頃から不穏な空気を敏感に感じ取り

どうにかしようと苦心してきた人です。

 

不穏な空気の責任をとらなくてはと思って頑張りすぎてしまう。

 

私のせいで…

私が頑張らなきゃ…

 

と思いがちですが、

もうそこまで頑張らなくていいのです。

 

過去のトラウマを拭い去り、

自分を慈しみましょう。

 

 

想像力豊かで内的生活が充実している

意識と無意識を隔てる壁が薄く、

一人でいても退屈しないものです。

 

想像力豊かで独創的な考えをし、

新しいものを生み出せるこの才能は

アーティストや表現者にとってかなりの武器になり得ます。

 

 

おわりに

今回はざっくりHSPの解説をしました。

もし、

 

自分が当てはまるかも!

 

と思いこれからどうしていこうか

と思った人がいれば是非part 2で解説していますので

そちらも見てみて下さい。

 

 

HSPという一括りの幅は広いものです。

外向的なHSPもいれば

刺激を求めるHSPもいます。

 

自分の性格や体質を知ることで自分の人生をさらに作り上げやすくしましょう。

敏感すぎることはしばしば人生を豊かにするものです。

 

 

自分を守れるのは結局自分だけです。

 

自分の感性を認め、

自分を大切に愛してあげて下さいね。

 

 

 

 

では part 2 に続きます。