本とわたしの時間

まとめ・考察ログ
MENU

【人生のヒント】アルケミスト 夢を旅した少年

はじめに

人生が変わる程影響を受けた

という経験を誰しも味わったことがあるかと思います。

 

著名人であったり

音楽であったり

漫画やアニメ、

絵画だという人もいるでしょう。

 

 

言葉の力というのは

心を揺さぶられる一つの要因になるものです。

 

 

特に名言というのは人の心を癒したり、励ましたり。

時には背中を押してくれることもあります。

 

 

今回は数多くの名言を作品中に残している一人の作者を紹介します。

 

 

 

パウロ・コエーリョ

中々耳馴染みのない名前かと思われますが、

彼は日本の真裏であるブラジル、

リオ・デ・ジャネイロ出身の小説家です。

 

 

本来海外作家の小説というものは

訳が入っていることや

生まれ育った風土、文化の違いもあり

読みづらいものが多いものです。

 

 

しかし、彼の作風は名言で心を鷲掴みにされ

読みづらさを感じないのが特徴です。

海外からも支持される人気といい

日本の村上春樹的作家だと位置付けられるでしょう。

 

 

名言

ではいくつか名言を紹介したいと思います。

 

 船は港にいる時最も安全であるが、
 それは船が作られた目的ではない。

 

 

 夢の実現を不可能にするものがたった一つだけある。
 それは失敗するのではないかという恐れだ。

 

 

 傷つくのを恐れることは
 実際に傷つくよりもつらいものだと、
 おまえの心に言ってやるがよい。

 

 

 人は自分の運命を操ることができないという
「最大の嘘」を信じてはならない。
 運命は自分で決められる。

 

如何でしょうか?

ハッとさせられた人もいるかと思います。

 

 

これらの名言達が綴られた本こそ彼の代表作であり

今もなお全世界で読み継がれている

アルケミスト 夢を旅した少年』なのです。

 

 

アルケミスト

あらすじ

羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。長い時間を共に過ごした羊たちを売り、アフリカの砂漠を越えて少年はピラミッドを目指す。「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」「前兆に従うこと」少年は、錬金術師の導きと旅のさまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んで行く。欧米をはじめ世界中でベストセラーとなった夢と勇気の物語。
                    「BOOK」データベースより

 

名言を交えて解説 

1. 夢は実現できる

夢を実現しようという意志を固め、行動さえすれば

私たちは夢を実現できるものです。

 


自分の心の声にいつも耳を傾けていると物事の「前兆」が分かるようになり、

何かを望む時には、宇宙全体が協力してそれを実現するために助けてくれる

ものなのです。

 

 

本気で自分の夢と向き合う前に諦めるなんて虚しいことはやめましょう。

 

 

自分の運命を実現することが、人間の唯一の責任なのです。

 

 

自分自身に責任を持ちましょう。

 

 

2. 人生を諦めた人の仲間にならない

あなたの周りに夢を諦めた人はいませんか?

 

「もういい年なんだから地に足つけろよ」

とか

「夢見るなんてダサい」

とか

言う人いますよね?

 

 

その人達は自分の人生を諦めてしまった人達です。

 

 

結局人は自分の運命より、他人がどう思うかという方が大切になってしまいます。

 

年を重ねるにつれ不思議な力が、

自分の運命を実現することは不可能だと、彼らに思い込ませてしまうのです。

 

 

あなたにもし枯れない夢があるのなら

そんな人達の言葉には耳を貸さず

自分の心に従って歩いて行くべきなのです。

 

 

人生を諦めたくなければ。

 

 

 

3. 決心、決断 する勇気

今まで慣れ親しんできたものを捨て

まだ見ぬ宝物を手に入れる覚悟はありますか?

 

 

自分の夢と向き合う決心をしたら

今度は多くの決断を下さなければなりません。

 

 

そこには大きな勇気が必要になります。

 

 

自分を

哀れな犠牲者と捉えるか

宝物を探し求める冒険者と捉えるか

 

 

考え方次第で行動が変わるはずです。

 

 

とにかく希望を捨てないようにしましょう。

 

 

 

おわりに

人生の指南書として成功者は必ず読んでいると言われる本書。

 

200ページにも満たない薄い冊子からは想像もつかないほど 

人生のヒントになる名言が多数散りばめられているのです。 

 

 

壁にぶち当たってしまった時、

そっと読んで見てください。

 

この本が正しい道を指し示してくれることでしょう。

 

 

だって、

 

自分をしばっているのは自分だけなのですから。

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。