本とわたしの時間

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人生の贈り物

 

はじめに

人にはそれぞれ生まれてきた理由があるかと思います。

 

 

それは決まったものではなくて

生きていくうちに見つけるもの。

 

 

一つじゃなくてもいいし

はたまた途中で変更したっていい。

 

 

正解なんてものはなく、選択肢は無限であるからし

逆に難しい。

 

 

だから皆自分探しをしたり、

たくさん壁にぶち当たったりしながら

独自の答えを見つけ出そうとします。

 

 

 

今その状態にいる人。

居心地の悪さからもがき抜け出そうとしている人。

不安を抱え、足踏み状態な人。

 

 

一旦立ち止まってみてください。

 

 

今あなたが持っているものに目を向けてみませんか?

 

 

 

今回は『人生の贈り物』という本を紹介したいと思います。

 

 

人生の贈り物 ー あなたの探し物は何ですか?

作者:スペンサージョンソン

この本の作者は前に紹介したことのある『チーズはどこに消えた?』の作者、

心理学者であり医学博士であるスペンサー・ジョンソン氏です。

 

彼の本はとにかく薄い。

しかしその中に詰まっている数々の言葉が必ず心に引っかかるはずです。

 

 

落書きのような絵と絵本のような短い文だけで紡がれたこの本。

人それぞれ捉え方や感じ方があるかと思います。

読み終わってから考える時間までが彼の作品なのでしょう。

 

 

内容

老人が言う「かけがえのないプレゼント」を少年が人生をかけて探すお話です。

 

どちらかというと絵本です。

本が苦手でもどんな人でもすぐに読めてしまう大人の絵本。

 

成功者やいい年配者ほど、何事においても答えは言いません。

教えるのはヒントや方法のみです。

 

 

自分の頭でよく考え、見つけ出すこと。

それが大事であると説いています。

 

 

 

解説(ネタバレあり)

かけがえのないプレゼントとは?

 

どんなものよりも素晴らしく、

ずっといつまでも幸せにしてくれて

自分が自分に与えるもの。

 

 

 

 

それは現在。

過去でもなく、未来でもなく、

かけがえのない現在なのです。

 

 

 

過去を生きると後悔にとらわれ、不幸になります。

未来を生きると心配や不安で苦しくなります。

そうして自分を否定することは

人生における何よりも大事なものを否定することになってしまいます。

 

 

今を生きることは中々難しいことなのです。

他のことは考えないし、他のところにいたいとも思わないことなのですから。

目の前のことだけに意識を注ぐのです。

これが出来ている人と出来ていない人、

どちらと一緒に居たいと思いますか?

 

 

 

また、このかけがえのないプレゼントは人によって手に入れる時期が違います。

若い時に手に入れる人がいれば、

ずっと年を取ってから手に入れる人もいます。

そして、手に出来ない人もいます。

後悔や不安を抱え続け一生を終えるのです。

 

 

どう生きるかは自分次第です。

 

 

 

過去は昔の現在です。

そして未来はこれから訪れる現在です。

現在の瞬間、今こそが

私たちが経験できる唯一の現実ということに気づかなければならないでしょう。

 

 

永遠に幸せでいられる唯一の方法は現在に留まることなのです。

だって永遠も常に現在なのですからね。

 

 

 

 

おわりに 

軽い気持ちで読みはじめ、気づくと独特の世界観にはまり込んでいるそんな本作。

 

幸せとは何か。

 

迷子になった時はまたページを捲りたくなるはずです。

 

忙しい日常でつい忘れてしまいがちな当たり前の事を

 

優しく思い出させてくれるでしょう。

 

 

 

どうか、あなた自身の『』を大切に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。