折れない心の作り方 後編
前編より
前編に引き続き、折れない心の作り方の中でも
心を強く支え心身のコンディションを整えるため心の容量を増やす方法を後編では
紹介します。
折れない心の作り方
呼吸を制し、人生を制す
呼吸は人間生活の基本です。
しかし、私たちはその重要性を意識しません。
「呼吸を制する者は、人生を制す」という格言があるほど
呼吸の使い方次第では人生の可能性を大きく広げられるものです。
呼吸が浅ければイライラしたり不安を抱えたり、
ストレスを抱えてしまうものです。
質の高い呼吸をすることで副交感神経が働き、精神は安定します。
人生を制すために、自分の呼吸から見つめ直してみることから始めましょう。
心の静寂を習慣にする
心の容量を増やすために「瞑想」は必要不可欠です。
心の静寂を手にし、常に冷静でクリアな思考を保つことができるものです。
他にも疲れにくくなったり、集中力が増す、ストレスが軽減されたり、
緊張下でも冷静でいられるようになるなど好反応が期待できます。
脳と思考を休める瞑想。
「今、ここ」という瞬間に集中すること習慣を身につけましょう。
基本を何度でも繰り返す
頭で理解したり、口で言うだけでは何も身につきません。
自ら自分の中に落とし込むトレーニングをしましょう。
いつ何時起こりえるかわからない事に備えるために
常に鍛え続ける必要があるのです。
自らを高めていく努力なしに
強くしなやかな自分を作ることなどできないのです。
ネガティブな思い込みは「もし〇〇だったら」と置き換える
ネガティブな思い込みはしないようにしましょう。
「〇〇に違いない」や「きっと〇〇だ」、「〇〇らしい」
と根拠に欠ける主観での判断は危険です。
思い込みは自己暗示になりかねません。
嘘が真実にも変わってしまうのです。
思い込みを手放すためには、
思い込みは「仮説」に置き換えることです。
「もし〇〇だったらどうしたいか」
というように言い換えるだけで余裕が生まれるものです。
客観的情報を前提にする
人にはそれぞれ自分の考えがあります。
しかし主観だけで物事を見ようとすることは危険です。
多くの場合非論理性が加わってしまうからです。
「客観性」は非常に大切です。
主観によって心や感情が振り回されれば心は単純に疲れます。
感情に支配されることはマイナスにしかなりません。
常に一歩下がって自分に心の状態を観察する癖をつけることです。
「儀式」を行う
日常に儀式を取り入れましょう。
どんな些細なことでも構いません。
「朝起きたらベッドを整える」
でも
「花に水をあげる」
でもいいのです。
習慣は心に余裕がない状況でも目の前の現実にしっかり引き戻してくれる
大切な役割を担うものです。
「今、ここ」という大切な瞬間を生きている事実を思い出させてくれる習慣。
『習慣は人が作るものだが、やがてその習慣が人を作っていく』のです。
自分も他人も裁かない
人の心が折れそうな時、
様々な感情が押し寄せてくるものでしょう。
そうなると人は冷静さを失い、
心に余裕がなくなります。
「犯人探し」をしてはいけません。
他人であれ、自分であれ
誰かを犯人に仕立て解決しようとするのは人の性です。
しかし、誰かを裁くことで得られるものはありません。
そうした状態では冷静さはとりもどせず、
心に余裕がなくなってしまうものです。
「犯人探し」ではなく「根本解決」を目指しましょう。
他人から与えられた限界を、自分の限界にしない
他人の価値観はありがたく無視しましょう。
自分の人生の落とし前は自分でつけなければなりません。
自分で舵を取らない限り、成功はあり得ません。
第三者の意見は「参考資料」でしかありません。
自分の大事な可能性や機会を他人の親切で失ってはいけないのです。
私たちは自分の努力次第でいくらでも高みを目指すことはできるのですから。
おわりに
折れない心は日常の私たちの習慣からいかにでも変えられるものです。
強くしなやかで容量が多い心を目指して
一瞬一瞬を大切に生きていきましょう。