本とわたしの時間

まとめ・考察ログ
MENU

一年はなぜ年々早くなるのか

 

はじめに

歳を重ねると一年が早く感じるとよく言われます。

 

これは気のせいでしょうか?

 

実は説明することができたのです。

 

今回は『一年はなぜ年々早くなるのか』という本から

仮説を取り上げ少し解説をしようと思います。

 

 

一年はなぜ年々早くなるのか

大人と子供の体感

子供の時の時間感覚と大人になってからの時間感覚は違うものです。

 

時間感覚そのものを

子供を短い針の小さい時計、

大人を長い針の大きな時計と考えると分かりやすいでしょう。

 

子供時間の方が大人時間より早く時を刻むものです。

 

だから子供はすぐに飽きてじっとしていられなくなるものです。

だって大人が感じる2時間が子供にとっては倍の4時間にも感じられるのですから。

 

 

熱いオーブンに手を置いた1分は1時間に

綺麗な女の子の横に座っていた1時間は1分に感じられることも

この時間感覚によるものです。

 

 

時間というのは結局体感なのです。

目では見えない分、記憶や意識に影響されてしまうのです。

 

 

人の1日はネコの3日分?

では時計をみない猫の場合はどうなるのでしょう?

 

猫をはじめ動物達は

1回寝る度に1日がやってきます。

 

人間と同じ時を生きていたとしても

時間の進み方がそもそも違うのです。

 

人が1日を終える時、猫はもう3日も生きた感覚でいます。

のんびりしているようで三倍速で生きているのです。

 

 

動物は体の大きさで心周期がかわります。

人間の子供と大人の体感が違うのもそれに比例していると言えます。

 

心周期がかわると体感時間がかわります。

アリやネズミでいうと5倍速、

ましてや10倍速の早さで生きていると言っても過言じゃないのです。

 

 

右脳と左脳によるもの

人間は

細部にこだわり、時間の順序を並べる左脳

と 

全体像をつかみ、今だけを感じる右脳

を併せ持っています。

 

そして年々、右脳が強くなっていることが理由だとも考えられます。

 

若者というのは左脳が活発です。

しかし、歳をとるにつれ右脳が強くなるものなのです。

 

 

社会における地位も細かい仕事から全体を監督する仕事に変わっていくというのは

人間の性質面から見ても理に適っているのです。

 

 

1年を大体の大まかなくくりで見てしまっているが為に

年々体感が早まっているのかもしれません。

 

 

新鮮さや好奇心を保つ

意外とバカにできない体内時計。

目には見えないものですがかなり繊細なものです。

 

体内時計が狂うと一日のリズムが狂い、1年が年々早くなると言われています。

 

かと言って日々同じルーティンに陥ってしまっても体感時間が早くなります。

 

退屈は人生に置いて強敵です。

退屈が時間を無に等しいものとして消してしまうのですから。

 

慣れや習慣は時間感覚を麻痺するので、

 

新しい習慣をもち習慣を変えることが

生命力を維持し時間感覚を新鮮にし、若返らせるのです。

 

 

好奇心や記憶に残る時間を多く作ることで

1年を長くすることができ、

人生を充実させることができるのです。

 

 

おわりに

普通に生きているだけでは一生

「もう1年経ったのか」 

という感覚から抜け出せないものです。

 

体の大きさを小さくはできませんが、

子供に戻ったつもりで

ワクワクすること、

嬉しいこと、

新鮮なことを

沢山増やしてみてください。

 

 

それらの記憶が長い1年を作り

その一年を積み重ねることで

素晴らしい生涯を手にできることでしょう。

 

 

時間感覚は体感でしかないのですから。

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。