本とわたしの時間

まとめ・考察ログ
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なぜ本屋さんでトイレに行きたくなるのか

はじめに

人間の体とは不思議なもので。

 

自分の意思とは反対に体が動いてしまったという経験をしたことはありませんか?

 

 

よく聞くものの一つに

不登校児が学校に行こうとするとお腹が痛くなるというものがあります。

 

 

いやいや意思が弱いだけでしょ?

と侮るなかれ。

 

 

実際にお腹が痛くなってしまう理由があったのです。

 

 

今回はそんな面白い人間の体について見てみたいと思います。

 

 

なぜ本屋さんでトイレに行きたくなるのか

青木まりこ現象

本屋さんに行くとお腹を下した経験ある人いませんか?

 

 

図書館やレンタルビデオ店CDショップなどへ行っても同様で

トイレに駆け込みたくなる症状が現れること

 

 

実はこれの症状に名前がありました。

 

 

青木まりこ現象』 

 

 

えー!!!

だれー!!!!w

 

 

 

もしかしたらこの現象を解き明かした生物学者の名前かも!

と思うじゃないですか?

 

 

実は、ある雑誌のお悩み相談欄に

「本屋に行くとトイレに行きたくなって困ります。 青木まりこ

と投稿されたもので投稿者の名前が広まったものなのです。

 

 

 

なんだかこのシュールさがたまらないものです。

 

 

 

どうしてお腹が緩むのか 

さてどうしてトイレに行きたくなることが多いのかですね。

 

理由には諸説あります。

 1. インクの匂い
 2. 条件反射説
 3. まぶたスイッチ説
 4. リラックス説
 5. 幸福否定に基づく異常現象説
 6. 過敏性腸症候群1種説

 

 

現在では6の過敏性腸症候群の1種説が有効とされています。

 

 

膨大な量の活字に囲まれ、

この中から目指す本を探さなければというプレッシャーが腸に影響を与えている

というものなのです。

 

 

脳と腸を結ぶ情報連絡回路が過敏に反応しているということが分かります。

 

 

腸は第二の脳 

実は腸ってすごいのです。

第二の脳とか、小さな脳と言われるくらいなのです。

 

 

人間の判断や意思決定には感情が必須であり、

それを感じるために身体からの信号が大きな役割を担っています。

 

 

トイレに行きたくなる症状は

困惑の現れから

腸が戸惑いセンサーが誤作動を起こして

消化不良でも起こしたかのような反応を起こしているということなのです。

 

 

頭で思ったことが心で感じている以上に

腸で感じとってしまっているということです。

 

 

体は正直なものですね。

 

 

なぜ人はなんとなく行列に並んでしまうのか

次に、町でよく見かける行列。

 

ふらふら〜と吸い寄せられたことありませんか?

 

行列が行列を呼ぶものです。

 

 

では、なぜ大変な思いをしてでも並んでしまうのでしょう?

 

 

実は行列というものは人にとって快情報の一つなのです。

 

 

とても美味しい食べ物かもしれないし

高級品の半額セールかもしれない。

 

こんなにも人がいるんだから間違いないという安心感と

その快の匂いを嗅ぎ人は期待を膨らませるものです。

 

 

それが期待感ホルモンのドーパミンと呼ばれるものです。

 

 

そもそも人間は常に多数派の動向に気を配るようプログラムされています。

 

いじめが起きる原理もそうですが、

他のみんなと一緒という安心感で個の判断力が鈍ってしまうのです。

 

 

 

飲食店で繁盛させたいと思うならさくらの行列を店前に作ることが

宣伝にもなり、集客が見込めるということですね。

 

 

 

複雑なように見えて人間とはかなり単純な生き物なのです。

 

 

 

なぜ人はすぐ言葉に乗せられてしまうのか

他にもすぐに騙されてしまう人間の脳についても触れたいと思います。

 

私は騙されない!

と誰しもが自信を持って言いはることだと思います。

 

 

では、無意識でいる時間を無くすことは出来るでしょうか?

 

 

きっと出来ないと思います。

だって意識していない事に気づかないものだから。

意識していない時、人間はとても騙されやすい存在です。

 

 

例えば、まくし立てて話されると聞いている側は無意識になります。

人を騙したりする人がよく使うテクニックですね。

 

 

他にもピザピザピザピザ·····と10回言わせるゲームしたことありますか?

 

これをライミング効果というのですが

先に得た情報が呼び水のようになって、

後の判断や行動を無意識に左右する事が出来るのです。

 

 

無意識への意識的な刷り込みで人はいとも簡単に操られてしまうのです。

 

 

 

なぜオリンピック選手はポジティブなのか

言葉には力があります。

何気なく言った言葉が人の人生を変える事だってあります。

 

 

言葉を使って自分を騙す事ができます。

自分の言葉が言霊となり無意識に心身をその方向へ引っ張っていくものです。

 

 

オリンピック選手が自分のパフォーマンス向上に利用し

素晴らしいパフォーマンスをしているのもそのためなのです。

 

 

自分で自分を鼓舞し、

強いプラスイメージを頭に浮かべ心と体を自己コントロールすることで

自分でも信じられないような恐るべき力を発揮することができます。

 

 

言うなれば、口癖を変えれば性格が変わるのです。

 

 

おわりに

人間の体って知れば知るほど面白いですよね。

我々は思っていたより単純な生き物です。

 

 

その単純さを理解することで今度は上手く活かす事が出来るはずです。

【禍を転じて福と為す】ですね。

 

 

だって我々は頭のいい生き物なのですから。

 

 

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。