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アドラー心理学

はじめに

 

ここ数十年で鬱病という言葉を耳にする機会が増えたように思います。

 

 

鬱病とは真面目な人ほどなりやすいもので

過労やストレスから発症すると言われています。

 

心の風邪とも言われる程、誰もがかかりやすいものなのです。

 

では、私達はどう対策するべきなのでしょうか?

 

 

 

場所を変えたとしても、新しい人間関係を作ったとしても

ストレスは永遠になくなることはないでしょう。

 

となると、私達の心自体を鍛える必要があるのではないでしょうか。

 

鍛えると言っても、ベンチプレスや走り込みの必要はありません。

捉え方、考え方を意識するということです。

 

 

今回は『アドラーの心理学』を参考に紹介していきます。

 

 

アドラー心理学ー折れない心の作り方

前にもアドラーについては紹介しましたが、

今回は心理学をどう日常に生かすかに着目します。

 

 

まず、何かモノを折れないようにするにはどうするでしょうか?

補強したり、柔らかい素材に変えたりしますよね。

 

心は竹のようなしなやかさを持つことが大切

安易に折れない心を目指していきます。

 

 

楽天主義と楽観主義

楽天主義と楽観主義の違いはなんでしょうか?

 

どちらも似ている、もしくは同じだと思っていた方もいるかもしれません。

実は、

楽天主義なんの根拠もなく成功すると思うこと

楽観主義はやるべきことはやった上で結果を恐れぬポジティブ思考

 

どちらも一見いいことのように思いますが、

違いが分かったでしょうか?

 

もし、双方に失敗が起きたと仮定します。

楽天主義

失敗すると落ち込み「自分はダメだ」と思う

楽観主義は

失敗してもポジティブを保ち「次はこうしてみよう」と考える

 

 

どちらがしなやかな心が持てているか分かりますよね。

楽天主義だと、逆境や挫折にいとも簡単に打ちのめされてしまいます。

 

 

ポジティブ思考の中でも楽観主義者になりましょう。

 

 

心が折れるスパイラル

さらに人の心が折れてしまう原因というものもあります。

 

それは勘違いから起きるものが大半です。

勘違いする心が折れる弱る

 

この負の流れを止めなければなりません。

 

 

1.「これは思い込みでは?」と疑ってみる

2.「誰がそう決めた?」と自分に問掛ける

3.「そのメリットは?」と考える

 

これらの行動を行うだけで

負のスパイラルに陥らなくて済みます。

 

 

 

ベイシックミステイクス

他にも勘違い以外に

・きめつけ

・誇張

・過度の一般化

・単純化

・見落とし

・誤った価値観

 

といったベイシックミステイクスなるものにも注意が必要です。

 

 

私達の脳はネガティブな考えをし易くできています。

そんな考えに歪まされたレンズで物を見ることが

心が折れる原因になります。

 

 

 

「自分ばっかり」

「いつもこうだからこうなんだ」

といった

自分いつも全ての誇張にとらわれていませんか?

 

 

大切なのはありのままの自分を受け入れる事です。

自己肯定ではなく自己受容するようにしましょう。

 

 

人間関係を縦から横に変える勇気

生きていく上で人と関わらないことなんて出来ません。

人間関係がある以上ストレスは発生するものです。

 

中でも縦の人間関係が心に負担をかけがちです。

 

縦の人間関係とは強制された服従でしかありません。

健全な人間関係なんて築けず悩む人も多い理由です。

認められたくて自分を見失い見かけのための背伸びをする必要はありません。

 

 

そもそも人間間には尊厳レベルの差はないものです。

自分の精神を傷つける事でしか手に入らないような

ちっぽけな人間関係なんてこちらから切り捨ててしまいましょう。

 

 

「あなたの為」とかって言ってくる馬鹿いますよね。

結局相手を下に見ているからこそ出る発言なんです。

勝手すぎる自己満に付き合ってあげる必要ありません。

 

その人に憧れがあって一生ついて行きたい!と思える人ならまだしも

そういう見下してくる人に限って口うるさくて誰からも尊敬されてないはずです。

 

 

自分が信頼できる!と思える人達と付き合っていきたいものですね。

お互いを認め合える関係。

思った事をちゃんと言い合える関係。

互いに成長を望める関係。

こういった横の関係がこれからの社会にも求められていくでしょう。

 

おわりに

ストレスフルな社会に生きている私達。

自分を守れるのは自分だけです。

 

自分を受け入れること、

負のスパイラルを理解すること、

人間関係に諦めではなく勇気を持つこと。

 

人の性格は死ぬ1日前まで変えられます。

 

 

繊細な私達の心が折れませんよう

ちゃんとメンテナンスしてあげる余裕を保ちたいものですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。