本とわたしの時間

まとめ・考察ログ
MENU

アドラー心理学2 後編

 

前編より

前編からの続きです。

是非こちらもご覧ください。

 

 

an-books.hatenablog.com

 

 

アドラー心理学

自分の感情を点検する

感情にはプラスの感情

(懐かしさ、達成感、満足感、感動、喜び、安心感、期待など)と

マイナスの感情

(後悔、恨み、怒り、恐怖、嫉妬、罪悪感、落胆、焦り、不安など)があります。

 

 

感情の一部は目標と現実の落差によって生まれます。

 

これらを知ることが自分と他人を理解する手がかりになります。

 

 

劣等感と向き合う

劣等感とは他社との比較や自分の理想と現実の落差によって生まれるものです。

 

惨めさ、悔しさ、腹立たしさ、羨ましさ、焦り、不安、落胆、怒りなどです。

 

ただし、劣等感自体は悪いものではありません。

 

目標を持ち、よりよく生きようとすることに伴う感情であり、

自分自身を成長させる機会なのです。

 

うまくこの感情を乗り越えられた時には

自信と勇気が必ずついてきます。

 

 

あなたが今あるのも劣等感のおかげで

きっとこれからもかけがえのない友なのです。

 

 

焦りの感情と向き合う

焦りとは準備不足を警告する感情です。

 

焦りには前兆があります。

それが「不安」です。

 

焦りに至らない不安の段階で対処する必要があります。

 

焦りの感情は自分を駆り立てる感情です。

 

仕事への取り組み方の改善と、仕事に対する心構えの変更が焦りの克服に繋がります。

 

夏休みの宿題をギリギリまでしない追い込み型タイプの人は

焦りとこれからもうまく付き合っていく必要がありそうですね。

 

 

感情コントロール

負の感情をコントロールするために

身体面、思考面、行動面からアプローチしましょう。

 

1. 身体面

未来の快適刺激を与えることです。

スポーツ、睡眠、リラクゼーション、レクリエーション、食事、お酒、カラオケ、旅行、入浴、音楽鑑賞、腹式呼吸など。

五感を刺激し身体や感覚器官を喜ばす方法を自分なりに模索してみてください。

 

2. 思考面

ここ一番の時は楽観主義な思考法を用いましょう。

 

ピンチの時に

「ヤバい!どうしよう!」と思うか

「きっと大丈夫だ!」と思うかで結果は変わってきますよね?

 

楽観主義はいざという時に希望や勇気を生み出します。

こんな時はどう考えるべきか自分なりに考え出してみてください。

 

3. 行動面

何事も早期対応がベストです。

早めに行動することは感情のコントロールにも有効です。

 

感情面でぐずぐずしていないで早く行動するという癖をつけましょう。

 

 

 

 

おわりに

人間である限り負の感情はゼロにはできません。

 

しかし、ゼロにする必要もありません。

 

なぜなら怒りの感情がなくなれば正義感は消え、

不安がなければ準備はしないからです。

 

うまくこれらの感情と付き合っていく術を身につけましょう。

 

全ては使い方次第です。

 

 

ありのままの自分を認め、

自分が置かれた環境を見直し、

あなたの確かな絆を確認してみて下さい。

 

 

あなたにはどんな危機をも克服する力が備わっているのですから。

 

 

 

 

さぁ、次は何を読もうかなぁ。